勤務実態のない公設秘書をでっちあげ、国費から給与相当分として約400万円を詐取したとされる「エッフェル姉さん」こと広瀬めぐみ参院議員(58/岩手選挙区・自民党離党)が、先ほど参院議長あて「議員辞職願」を提出した。

 

広瀬議員は「小沢王国」と呼ばれた岩手で、小沢氏側近の現職を破り、30年ぶりに岩手に自民党議席を奪回したが、こうなると「参院広島選挙区補選同様、岩手の参院選でも何か買収劇でもあったのでは?」との疑いが消えない。朝日新聞SNS報道によると、広瀬氏辞職に伴う参院岩手選挙区補選は、岸田首相が敵前逃亡した後の10月にも行われる見通しと伝えられている。

 

前述の朝日新聞SNSでは、繰り返される議員の秘書を盾にした犯罪を、厳しく指弾。遠くはリクルート事件まで遡り、流行語大賞にまでなった「秘書がやった事」という体質は、今なお国会と言う伏魔殿でまかり通っていると言う訳だ。

 

それにしても、検察当局はなぜ広瀬議員を、「業務上横領罪」で逮捕どころか書類送検をも行わなかったのか?。そこに、議員特権と言う闇もある。不祥事で辞職した議員が、数年後某議員の公設第一秘書としてシレっと顔を出し、その内選挙で当選して「禊は済んだ」等と言い放って表舞台に現れたケースもある。

 

「秘書が・・・」と言い訳をさせないためにも、この際公設秘書制度は、一切廃止すべきである。