遅まきながら、コロナに罹患した。感染が判ったのは、先月28日未明。調子が悪いと検温したところ、39度6分。仰天し、簡易PCRの結果、見事に二本戦・・・要するにコロナ要請である。

幸いにも、親族勤務の病院で受け入れ可能となり。早速検査キットを持参して来院。細密検査の結果、これまで他人事としてきたコロナに罹患・・・だが医師は「見事なコロナですね。予防接種受けられてますから、これ以上悪化したり入院の必要はありません。お薬出しておきますので、今日を含めて5日間自宅から出ない様にして下さい。5日たっても症状が果然しなければ、至急来院して下さいとか。」

その後、渡された薬の処方箋をみビックリ。これまで見た事のない保険点数が、処方箋上に踊っていた。中でも輸入品だろうか「抗ウイルス薬」の項目にな・なんと9500超の保険点数が記載。要するに、保険による自己負担(3割)前、この薬をまともに買うなら¥95000円という事になる!。なんだカンだと、色々処方され、最終的には1万点突破寸前の処方箋。脳梗塞で手術となった某大学病院での精算時に、処方薬の合計が1万点越え以来お目に掛る保険点数である。

 

とりあえず帰宅し、処方された薬を「ラッパ飲み(笑)」してみるが、余りの多さにむせてしまう有様。ぼんやりと自宅天井を眺めながら考える・・・コロナ最盛期に罹患した人達の思いとは、こういう事だったのかと。

 

私の不幸は、さらに続く。薬代が余りに高額だったため、医療保険等で取り返せないものかと知人に相談したが、今は全くダメ。コロナ何て掛かり損な病気だと言われた。その最大の理由とはいわゆるコロナの「5類以降」。要するにインフルエンザ等の流感と同類に括られてしまった事である。確かに、インフルエンザの治療薬等も高額であるのは知っているが、最近は医療保険等でフォローして貰えるという。人づてに聞いていくと、コロナの治療に関する生命保険の特例支出が予想外となり、経営悪化した各保険会社が、生命保険協会を通じて、政府に「コロナを保険対象傷病に指定し直して欲しい」と圧力を掛けたため、政府が「コロナ5類移行の強行」を行った経緯が見えて来た。

 

だが、コロナ罹患に対する決定的特効薬は、未だ確定していないと聞く。せめて、胃薬程度とかかすり傷を治す程度の、軽傷傷病と判断される程、コロナの正体が解明されるまで、医療保険の特例給付制度(入院を伴わない自宅隔離を含む)は、継続されるべきである。

 

それにしても、病が明けた5月3日には、サッサと乗務しろと言われた。働き方改革なんてウチの様な零細企業には「アウト・オブ・眼中」である。そして、今日もまた不毛な非生産性極まる誰も利用する事のない連休中に、人身御供としてまた仕事へ出て行く訳である。