東京の桜は、いよいよ散り始めた。

 

千鳥ヶ淵には、散った桜花で花筏ができ、都内の名所の桜も、いよいよ新緑へと変わりつつある。古来日本人は、桜の散りゆく様を「はかなさ」「いさぎよさ」に例え、親しんで来た。私個人に関しては、桜の様を軍国主義に利用した人間が、未だこの国の中秋を握っているが故、桜の姿を手放しでは、喜んで見る事は出来ない。

 

一方有無の向こうで、アメリカの手のひらの上で弄ばされてる某方も、散りゆく桜が如く喜々とはしゃぎまわっている。

 

その吾人が昨日アメリカ議会での演説の折、口が滑ったのかリップサービスの度が過ぎたのか「私は日本の議会でも、これほど拍手を以て受け入れられたことはない」と満面の笑みを浮かべて言い放った。

 

当然であろう。帰国すれば、衆議院補選で海の向こうの盟友・韓国の尹錫悦(ユン・ソンヨル)政権が総選挙で食らったが如く惨敗必至。そうなれば、今シーズン開幕ダッシュに失敗し、早くもストーブリーグへ突入したセ・リーグ阪神タイガースの岡田監督解任を促す「六甲おろし」が如く「岸田おろし」が囂々と吹き荒れるだろう。

 

国民の貴重な浄財をネコババした自民党は、もはや国民の信託を受け政権を運営する政党に非ず。利権に寄生する、カルト集団に過ぎない。早急に総選挙・非自民救国政権の設立を切に望むところだ、

 

話は元へ戻り、その吾人・岸田首相のアメリカ議会演説の姿は、自らの帰国後の運命を悟ってか、どことなく物悲しさがみられる。

 

まぁ、せいぜい今を楽しむがよかろう。その物悲しさを漂わせながらも、我が世の最後の春を楽しめばいい。だが帰国後に待ち受けるのは「前門の虎・後門の狼」である。

 

辞任会見の時の姿も「いとおかし」なのだろうか?。