国民的アニメ「ちびまる子ちゃん」の主人公「まる子」の声を、長年演じてきた声優「TARAKO」さん(本名・佐藤則子さん)が、急死したことが親族によってきょう未明に明らかにされた。享年63歳。

 

「ちびまる子ちゃん」の今後の放映について、あるギョーカイ関係者は、

 

「既に収録済みの作品があるので、いきなり放送休止と言う事態にはならないが、代役が決まらない限り四月以降の放送は厳しい。正直TARAKOさんの代役が務まるメンツは思いつかない。最悪収録分の放送が終わった時点で『最終回』って事態も考えられる。原作者の『さくらももこ』先生もお亡くなりになっている事も有り、世界観を大切にしたい観点からも、このまま終わって良いって考えてる関係者も少なくない。『サザエさん』の放送終了も、現実味を帯びると思う。声優を一新した『ドラえもん』も、相当伸び悩んでるし、秋改編で一気にアニメ番組が地上波から消える可能性が出て来た。」

 

と寂しく語った。

 

TARAKOさんは群馬県出身とされてるが、出生時から小学校四年までは東京都江戸川区に住んでいた。江戸川区在住時代に姉と児童劇団へ通ったのが、後のテレビ界へ足を踏み入れるきっかけとなったそうだ。

 

群馬へ転居し、群馬県立太田女子高校を卒業後に本格的に声優を目指して上京。1981(昭和56)年、アニメ「うる星やつら」で声優デビューのチャンスを掴んだ。

 

1982(昭和57)年『戦闘メカ ザブングル』で主役に抜擢されると、その後は『めぞん一刻』『機動警察パトレイバー』などに出演。この間シンガーソングライターとしてもデビューしており、声優仲間の深夜放送番組に度々ゲリラ出演して、マシンガントークを演じていたと言う。

 

そして1990(平成2)年『ちびまる子ちゃん』スタート。ギョーカイ関係者は、同時期TARAKOさんが主人公演じた『まじかるたるルート』の方が人気が出ると見てたそうだが、予想に反して『ちびまる子ちゃん』の人気が爆発。以来TARAKO=『ちびまる子ちゃん』と言うイメージが付いたが、本人はあまり歓迎していなかったと言われる。

 

当初TAROKOさんの悲報に際して、「自殺説」が流れた。と言うのもAX系『セクシー田中さん』の一件で、原作者の芦名妃名子さんが当初『病気で急死』と伝えられてたが、後に『自殺』と改められた。ダチョウ倶楽部の上島竜兵さんも、急死と発表されたが、後に自殺だったと改められた。著名人の『急死』は、得てして『自殺』のケースが殆どと言われているからだ。

 

現在のところまだ取材中で、『病死』『事故死』『自殺』何れも特定出来ていない。ただ関係者によると、TARAKOさんは昨年末から体調を崩し、医療機関から収録現場へ直行していた事も多々あったとか。『相当憔悴しながら、収録に臨んだ場面も拝見しました』とは関係者談だ。

 

しかし鳥山明先生の急死もあり、日本アニメ界は一度に二つの巨星を失った。決してこれで「日本アニメはオワコン」ではないほど隆盛を誇っているが、

 

あたしゃ寂しいよ・・・(堀端こころのため息)