今から234年前の1789年7月14日、当時のフランス帝国の首都・パリに合った政治犯を井収容するバスティーユ監獄に、当時第三身分と呼ばれていた一般市民が襲撃。収監されていた約2000名の政治犯を解放した・・・これが後の「フランス革命」へと繋がる。今年フランスは「バスティーユ解放235周年」を迎える。

 

英国遊学時に知り合ったフランス人の友人にこの話をしたところ、「バスティーユ解放240周年」となる2029年に向けて、フランス政府は準備を進めているとの事だ。まぁかの国では、年がら年中「革命祭り」状態。月の決まった日に、シャンゼリゼの凱旋門に巨大な三色旗(フランス国旗)が翻り、毎年バスティーユ監獄の解放記念日に行われる「革命記念式典(パリ祭)」には、世界各国から多くの観光客が押しかけ、故郷・京都の時代まつり顔負けの時代絵巻が繰り広げられる。

 

フランスの国旗(三色旗)は「自由」「平等」「博愛」を意味し、後のアメリカ独立革命の精神を支え、中国の辛亥革命を指揮した孫文も「三民主義」と独自の解釈をし、フランス革命の精神を国民に伝えたとされる。

 

さてわが日本では「衆愚政治」の限りが、安倍政治以来続いている。もはや選挙までもが、不正に得票が操作され、世論もマスゴミによって操作されている。もっとも、日本では有史以来民衆による政治変革が、一度も成功していない。

 

一向宗一機や島原の乱などは、宗教絡みの民衆反乱であるが、10万規模の民衆反乱をも、時の政権は根絶やしにする程の弾圧を行った。安倍政権下でも、安倍政治を批判する一般市民を、警察官が連行する姿を見て「ここは中国かロシアか」と目を疑った。

 

衆議院では、立憲民主党が昨日、今週統一教会への宗教法人取り消しの尋問を行う文部科学省のトップ盛山文科省の不信任案を提出した。盛山氏は、長年統一教会から選挙支援を受け、政治資金すら受け取っていた。もはや「不信任」のレベルではなく「弾劾」の域にまで達している。だが、今日の秋霖本会議では、不正選挙で数に物言わせぬ議席数を得る与党の反対多数で、否決される見通しである。もはや国会に、自浄能力はない。

 

フランス革命の話に戻ると,「バスティーユ監獄襲撃」の前年に貴族層の王政に対する反乱で、やむを得ず議会は開かれたもの、時の国王・ルイ16世や国王派の貴族の妨害で、僅か10ケ月足らずで議会は閉められた。

 

いよいよ日本版「バスティーユ監獄襲撃」が、必要な時を迎えつつあるのだろうか。しかし、武力で決起することは今の日本国憲法の精神を根底から覆す事になる。国自体を否定することになりかねない。

 

今年四月には、長崎など衆院3選挙区での補欠選挙が行われる。そして来年2025年が総選挙の年であるが、早くも永田町界隈では、夏に総選挙というウワサが流れ始めた。もはや#増税メガネこと岸田政権では持たないと考え始めた自公カルト政権が、オタク総理こと石破茂を担ぎ出して、国民を目晦ましに掛かっている。

 

しかし確定申告の現場である各税務署で、納税者と税務職員とがトラブルになり、警察官が出動する事態が度々起きていると今朝の各局テレビの朝ワイドが伝えている。国民の怒りは爆発寸前である。

 

日本国民は「バスティーユ解放235周年」の今年「ニッポン革命」を、世界史に刻めるだろうか。もはや政治も選挙も、アテニはならない。かつて吉田虎次郎松陰が、自身の私塾・松下村塾で熟成に述べた「草莽崛起(道端の雑草であっても志のために決起するという様)」の時は今や来ようとしている。

 

これまでの日本人の価値観とは異なるものを持って生きる「Z世代」が、是非この考えに賛同してくれる事に期待したい。