1978(昭和53)年1月、人気の作詞作曲家・平尾昌晃と女優・畑中葉子が、後に大ヒット作となるデュエット曲をリリースする。ご存じ「カナダからの手紙 Love Letter from Canada」である。

 

何故「カナダから」なのか?疑問に思われる方も少なくないが、奥まで「語呂合わせの良さ」から「カナダ」が選ばれたという後日談がある炉言う。

 

だがその45年後、シャレにならない海外からの手紙が日本国民に届いた。送り主は、あの朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の政府幹部からだ。

 

一昨日、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の最高指導者・金正恩(キム・ジョンウン)総書記の実妹である金与正(キム・ヨジョン)朝鮮労働党副部長が会見で「日本が(拉致問題などの棚上げを)決断をすれば、岸田首相が平壌を訪問する日が来る。」と発言したと、韓国の「中央日報」「東亜日報」が、北の消息筋の情報として伝えた。

 

今月お隣の大韓民国が、長年北と盟友関係にあり、伝統的な友好国だったキューバと国交を結んだため、焦った朝鮮民主主義人民共和国当局が、日米間三国同盟に揺さぶりをかけてようと放った言葉ではないかと、国内マスゴミは伝えている。

 

だが、父・金正日(キム・ジョンイル)氏のファーストレディー役として、長年父の影武者として国内視察や海外要人との会見に立ち会ってきたとされる金与正(キム・ヨジョン)氏は「目立ちがりやで軽率」という声がある一方「政治手腕では兄・金正恩ですら足下に及ばない。内政の指揮は金与正が執ってるのではないか?。」と言われている。

 

今回の金与正(キム・ヨジョン)の「ラブレター・フロム・ℕK」・・・実は恐ろしい裏読みが、出来るのだ。

 

一つは、日朝間で、後に決裂する「日朝ストックホルム協議」のような秘密裏の交渉が続けられており、そこで日本政府側が何らかの条件提示や譲歩が見られたため、北政府を代表し、対外的に影響力の大きな金与正氏の言葉で、日本政府に交渉内容了解・またはさらなる譲歩を求めてきたと考えられること。

 

二つ目は、政権発足以来支持率が一向に上がらない岸田政権が、政権浮揚の起爆剤として朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)との交渉に頼った向きがあるという事。かつて安倍晋三が、政権末期の内外の批判を一掃しようとロシアのウラディミール・プーディン大統領を、北方領土問題で出来もしない譲歩で引きずり出し「日ロ首脳会談」という大茶番を演じて、自身の人気向上へと統一地方選挙の圧勝につなげた二番煎じを、再び岸田政権中枢や自民党幹部が目論んでいるということ。

 

三つ目には、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の国内情勢が予想以上に悪く、政権内部で「党と軍」が対立構造になってるのでは?。と言う話だ。

 

朝鮮民主主義人民共和国は、弾道ミサイルの開発に続き「本土防衛・大韓民国急襲」を目的とした巡航ミサイルの開発を急速に進めているが、ある朝鮮問題アナリストは「北政府が戦争準備態勢を国内に敷き続けなければならない程、北の国内情勢(経済・食糧問題)が混乱してる可能性が高い」と指摘する。

 

加えて前出の朝鮮問題アナリストは「外交・軍は金正恩が実権を握っているが、党・内政は金与正が掌握してる可能性が高い。今回の日本を巡る外交案件に、なせ金与正が口を出してきたか経緯は定かでないが、ステーキ食いたさにのこのこトランプと会って、外交的に袋田叩きにあった兄・金正恩に業を煮やした金与正が、開城・南北連絡事務所爆破以降いよいよ本格的に外交に口を出してきたのではないかという可能性がある。下手をすると、再び「日朝国交正常化交渉」が再開された際、金与正が『日朝国交正常化全権大使』に任命される可能性もある。その後ろで黒子を演じるのは、金正恩・与正の遠縁の叔父であり、長年外交畑を歩いて来て、北政府でも数少ない海外とのチャンネルがある金平一(キム・ピョンイル)氏でありことを、忘れてはいけない。」と語った。

 

では日朝交渉の行方と日本の世情・北国内の情勢は、今後どう動くのか?。前出のアナリストに聞いた。

 

・・・恐らく、政府・自民党は北に『誤った譲歩』をしたと考えられます。安倍元首相が指揮した「日朝ストックホルム協議」でも、安倍元首相が拉致・核・ミサイルの三点セットを棚上げして経済的な支援するという密約を伝えて途端、清津(チョンチン)に係留放置されていた日朝定期連絡船・万景峰(マンギョンボン)92号のエンジンに火が入ったと言う位、北政府の日本経済支援の期待は敏感です。

 

しかし、今回の「ラブレター・フロム・NK」で、一気に話は消し飛ぶでしょう。拉致問題家族会が黙っていないでしょう。核・ミサイル問題にまで棚上げを岸田政権が言及してるなら「北政府に対して、毅然と軍事的対決で臨む。」と言う姿勢で一致してる米韓両国との外交にも、亀裂が入る可能性大です。

 

もう一つ、日本で総選挙が今年前半にも行われる公算が強いです。ただでも「安倍派裏金問題」でハチの巣状態の岸田政権ですが、日朝交渉で譲歩したことが国民に知れ渡れば「大根おろし」ならぬ「岸田おろし」の情勢が日本国内に蔓延し、岸田内閣は春にも退陣&次期内閣は「選挙管理内閣」として総選挙が今年夏にも行われるでしょう・・・

 

一方このことに関連して、ある政治アナリストが不気味な発言している。

 

 ~IMFからも「日本は景気後退」と指摘されてるのに東証株価はバブル期最高値更新目前です。これって、どういう意味か解りますか?。総選挙が近いと感じた政治家が、安倍闇金よろしく「政治家マネー」が、一斉に市場へ投じて濡れ手で粟で、選挙資金を稼いでいる。「カネ」「ネット」「お手盛り」が今の選挙では必須ですからね。まぁ、慰安の株高につられて株を買おうなんてバカな事はやめて下さいね。4~6月あたりに大暴落が待ち受けてますから。何故って?・・・その頃岸田内閣は、間違いなく総辞職ですから。

 

それと中国の「台湾進攻」が、今年中起きるかもしれません。劣勢が伝えられていた盟友ロシアのウクライナ侵攻も、ここに来てウラディミール・プーディンが隠し持っていた最精鋭の「大統領警護隊」をウクライナ各戦線へ投入し、一気に方を着けようとしてる。核の使用も念頭に置いてるでしょう。焦ったウクライナのウォディミル・ゼレンスキー大統領が、涙目で救援を求める演説してましたけど、下手したらキエフ(キーウ)陥落も時間の問題でしょう。

 

それを横目で見ていた「中国のジャイアン」こと習近平(シー・シーピン)は、日本の政治混乱&経済力低下を好機と捉え、出血覚悟で金門島へ食らい付くでしょう。台湾本土へ侵攻した場合、アメリカも第7艦隊全精力を投入して、アジア権益の防衛に入るでしょうが、中国本土に近い台湾領土の金門島では、台湾を宥めて諦めさせるのが精一杯~

 

さて・・・どえらい「ラブレター」が、投げ込まれたもんだ。