底なし負のスパイラル -40ページ目

悲仄

しまっておきましょう

綺麗な箱に入れて

しまっておきましょう

綺麗な鍵を付けて

いつか懐かしく

いつかほろ苦く

いつか微笑んで

抱き締められるまで

しまっておきましょう

綺麗な箱に入れて

しまっておきましょう

綺麗な鍵を付けて

いつか大切で

いつか誇らしい

いつか輝きを

抱き締められるまで

しまっておきましょう

綺麗な箱に入れて

しまっておきましょう

綺麗な鍵を付けて

いつか傷ついて

いつか悲しくて

いつか空しくて

いつかそんな夜に

いつか暖かい

いつか優しさを

いつか愛しく

抱きしめられるから

溢静

たおやかな時間が

溢れている事に

気付かないように


ひっそりと

ゆっくりと


静寂にかくれて

これ以上

優しさに

傷付かないように


いつか

透明な吐息が

この身体から

流れ出す

その時まで


そうしたら

きっと

安静が訪れ

包まれるだろう

自然

必死になるのは

格好悪い

素直になるのは

痛すぎる



傷つくのは

誰だろう?



息が出来ない

重い

私は今

存在しているの?


確認する

術が

分からない


ただ

自然に

呼吸が

したいだけなに