『・安保3文書の「国家安全保障戦略」で、「我が国の安全保障の基本原則」という項目があります。その中に憲法という言葉が一個も出てきません。わが国の安全保障の基本原則に憲法が出てこない。そんな状況に、憲法9条は死んでしまったのではないかという声も聞かれたりします。でも9条の会がある限り憲法9条は絶対に死にません。
・「ウクライナ見てみろ、攻められたらどうするんだ」という言い方をされます。ロシアによるウクライナ侵略からわかるのは、戦争を始めてしまえば、ハッピーエンドはないということです。だから戦争を始めないこと。戦争をしないこと。戦争をしないと言っている9条を大切にすること。これしか世界の答えはないと思います。
・憲法があったからこそ、自衛隊は憲法で否定された戦力ではなく、「実力」にすぎないと(歴代自民党政権は)言ってきた。国会論戦を通じて、自衛隊の海外派兵を禁じ、専守防衛を守り、集団的自衛権の行使の否認などを勝ち取ってきた。自民党政権にこういう制約をつくらせてきた。その意味で今回の安保3文書の問題は、保守層も巻き込んで運動ができます。』(しんぶん赤旗5月29日号)




「九条の会」の全国交流集会での発言。何人かの発言が紹介されていたが、どれもたいへん分かりやすく、率直な発言で、その一部だけのご紹介にとどまるが、しっかりといろいろな角度からの発言を脳に刻み込んで、おきたいし、皆さんにもご紹介しておきたい。
基本原則に憲法が出てこないとは、由々しき堕落。
攻められたらどうしようもないから、攻められる前に攻めてしまうという結論を導きたいのだろうけどな。
憲法9条があったから、いろいろつっかえひっかえ今まで、やっとこさ、平和を守ってきたんだなと。
憲法9条を守れ。もちろん9条の文言はそのまま残して、「守りましたよ」と言いながら、例外規定をくっつけて、平気な顔でいる、これが通る世の中にしてはならない。
平和を守れ。多様性を守れ。さらに声を大にすべき。

 

 

 

今日も元気にやりましょう