『日本は、温暖化対策として、原発に固執し続けている。
ドイツは全原発を停止したが、日本は、3・11のあと、国内では原発の再稼働もままならない状況のもとで、輸出に力を入れてきた。しかし、ことごとく失敗。
石炭火力発電についても、高効率の火力発電で、燃焼時に二酸化炭素(CO2)を排出しないアンモニアの混焼によって延命させ、海外にも売り込もうとしている。しかし、アンモニアを20%混焼しても、石炭の燃焼ではCO2が排出されるし、アンモニア精製においてもCO2は排出される。国際的には、石炭火力発電は全廃する方向だ。
この日本の姿勢は、国際的な流れに逆行する。昨年ドイツで開かれた主要7カ国首脳会議(G7サミット)では、日本が石炭火力発電全廃に期限を設けることに反対し、「段階的廃止」にとどまった。今月のG7の環境相会合でも、議長国日本はこの態度を押し通している。我が道を行く日本は世界から取り残されるのではないか。』(しんぶん赤旗4月24日号)
世界で初めての混焼技術なんで、すごいんだなんて言われているようだが、まぁ幾分高効率で発電できるんだろうけど、結局、しっかり、CO2が排出されるのは変わらないんじゃないか。それに今までは出なかったアンモニア精製のためのCO2も出すんだし。世界初でもダメなものはダメだ。
ホントにこんなことやっていたら、日本は取り残される。環境相会合の議長国として恥ずかしい限りだ。国際的には、石炭火力発電は全廃する方向なんだから。これすなわち、次世代への取り返しのつかないツケ回し、ていうか、次世代へ、どころではない、現在の日本の競争力の低下になお拍車をかけるものだ。ほんとに反省し、姿勢の転換を求める。
今日も元気にやりましょう