『健康保険証を廃止して、マイナンバーカードでの受診を事実上義務づける法案が審議入りしました。
マイナンバーカードを健康保険証として登録すると、カードの発行番号をもとに保険が有効かどうかが確認されます。マイナンバーは使われません。
マイナンバーの利用は法による厳しい制約があります。他方、発行番号は個人情報との紐づけや活用への具体的な制約はありません。マイナンバー制度創設時には、カードは自分のマイナンバーを証明するためのものと説明されていました。しかし、政府・財界は、発行番号のこの“使い勝手”の良さに気づき、これを使ってカードの多目的利用を進めることにしたのです。
マイナンバーカードの健康保険証との一体化により、これまでの受診や投薬などの医療情報が発行番号と結びつきます。こうした医療情報は、自分の「マイナポータル」で見ることができます。ある生命保険会社は、契約希望者にマイナポータルを通じて医療情報を送ってもらい、それに合わせた保険サービスの提供を始めるとホームページで紹介しています。この先、保険会社が病歴や健診結果を保険料の算定に用いたり、「あなたとはもう契約できません」と契約を切ったりと、医療情報をフル活用することになるかもしれません。』(しんぶん赤旗4月22日号)




何とまぁ、マイナンバーは厳しい利用制限があるので使いません。マイナンバーカードの発行番号を使うだけですって。そんなバカな。
マイナンバーを使うのと一緒じゃんか。そんなことを口実にして、マイナンバーカード作成を強要するなんて、なおなお、バカにするにもほどがある。
ていうか、ホントに、そんなことが、まかり通るのか。
まかり通るかどうかの問題もさることながら、ホントに個人情報をないがしろにするこの姿勢。丸ごと個人情報を儲けのツールにしてしまって、その先に、個人の自由、平和、安全が保たれるのか。まったく何の見通しも何もないまま、儲けのために突っ走る。これはマズいだろう。
ひとまず、現行の健康保険証の存続を主張し、多目的利用については、現状では、阻止する他にはあるまいと思う。

 

 

今日も元気にやりましょう