『学術会議の独立性侵すな
東京都内で開いた会見から、発言の一部。
・学術会議は人類社会の福祉への貢献を使命とし、中長期の時間軸で国民の幸福や国益を考える組織です。それを政府は真っ向から否定している。「所得倍増」と言っていたのがいつの間にか「資産所得倍増」になっているような岸田政権と問題意識や時間軸を共有していては、国民の福祉や国益、人類社会の福祉への貢献などできようはずがない。コロナ関連死の多さも政府による大人災。政府と距離をとり批判する学術がなければ国民の生命が危ういと思います。
・1940年に皇室の尊厳を犯したとして歴史家の津田左右吉と著書の発行元の岩波書店社長が起訴され、有罪判決を受けました。右翼が訴訟を提起して国家権力が加担し、学問と出版の世界を抑え込もうとしたのです。そういう社会にすることを決して許してはならないと思います。
・日本の経済成長率は世界157位、公教育費(国内総生産比)は138位なのに、なぜ軍事費だけ世界第3位に躍り出ようとしているのか。安保3文書でも科学研究を戦力とすることが狙われており、こうした一連の動きの中に学術会議法改正の方針があります。このままでは日本の経済も社会もみな破たんすることを、多くの人に理解してほしいと思います。』(しんぶん赤旗12月29日号)



ホントに同時代に生きている人間として、この何食わぬ顔して、しゃあしゃあと、人類の貴重な到達点をなきものにしようとする岸田政権は、腹に据えかねる。人類の到達点に寄り添うという気持ちはさらさらないんだな。ていうか、寄り添わなければという形ばかりは保持していおいて、心底侵食するという、このやり方の姑息さ、きたなさには、選挙で勝って、民意を得たとするファシストに共通するものを感じるのは、僕だけではないであろう。
断固。岸田政権打倒を訴えるものである。

 

 

今日も元気にやりましょう。