『世界に衝撃を与えた「パナマ文書」の暴露から5年。ICIJ(国際調査報道ジャーナリスト連合)は新しい暴露本、「パンドラ文書」を公表しました。
特に注目されるのは、国際的なビッグ法律事務所の役割です。例えば、シカゴに本拠を置き、世界46カ国77の法律事務所で、約6000人の法律家を抱える世界最大級の法律事務所の一つにベーカー・マッケンジー(BM)。BMが世界中でペーパー会社、トラスト、複雑な企業構造を作るアドバイスを行い富裕層や大企業の税逃れを助けてきたことを暴いています。
もう一つの注目点は、タックスヘイブンの中心が、カリブ海やヨーロッパの小国から、米国に集中しつつあるという事実です。
国際包囲網が強まる中で、これまで小国のタックスヘイブンを利用していた富裕層は、隠し財産を米サウスダコタ州など米国の規制の緩い州に移しています。サウスダコタ州などは、世界でも最も規制の緩いトラスト(信託)を提供しています。』(しんぶん赤旗日曜版11月21日号)




今までの、ケイマン諸島、バミューダーなどのタックスヘイブンなども、税逃れを防ぐ国際的な取り組みである、金融情報の自動交換制度に参加することになったみたい。
まぁ、丸紅や三木谷さんなどなどなどなどがパナマ文書に載っていて、だんだん追い詰められては来ているんだろうケド。
工夫されてきた諸点も明らかにされ、合算課税など課税権力の協調も進んできているようだし、世界の方向は明らかなんだが、日本政府が足元で、正面切って、1億円の壁アリと言っときながら何もしないんだから、どうにもならぬ。
どうにもならぬじゃなくて、何とか声をあげ、もう、弱者から搾取するのはやめて、まっとうに、能力に応じて課税せよ、の声を大きくして、どうにかしていくしかないんだけどな。

 

 

 

 

今日も元気にやりましょう。