『東日本大震災・東京電力福島第1原発事故が起きた11年3月、寂聴さんは、圧迫骨折でベッドから起き上がれない状態でした。しかしテレビで大震災、原発事故の状況を見て「こうしてはおられん」と。気がついた時にはベッドの横に立っていたそうです。歩けるようになると、東北に向かい、被災者を励ましました。
原発再稼働反対の座り込みに参加した寂聴さん。「こんなことをやって原発が止まるのか」とのメディア報道もある中で語りました。
「もちろん私たちは(原発再稼働を)止めたいけど、政治はそんなに生やさしいものではない。しかし、この行動は歴史に残る。スルスルと再稼働したのではなく、こんなふうに強い反対があったということを示さなければ……」』(しんぶん赤旗日曜版11月21日号)




たまたまだが、今年の自宅のトイレ内カレンダーは、寂聴さんの「日めくり暦」。毎日毎日寂聴さんの説教を受けている。
多くの作品を世に送り出すとともに、社会的、政治的な問題について自らの思いを発信し続けられており、まだまだ発信は続くものと思っていて、来年も寂聴さんのにしようかななどと思っていたところだったのに。突然のお別れ。
先達の意を受け継ぎ、われわれ庶民の声を発信していきたい。

 

 

明日もいい日になりますね。