こんにちは( ¨̮ )
みなさんの今イチオシのBLを
教えてもらって紹介していたこのコーナー、
前回から2ヶ月も間が空いてしまいましたが
昨年末に買いだめしていたものがまだまだ
あるので続けていきたいと思いますよ!
今回はこちら。
文善やよひさん
鴆ージェンー
▲お試し読みはコチラ…
※ネタバレ含みます。
鴆(ジェン)と呼ばれる妖鳥がいた。
それは毒を食み、摂取するほどにその羽を
美しい色に変えるのです。
人は美しい鴆を飼うことを権力の象徴とした。
これは、それはそれは美しい羽を持つ鴆・
ツァイホンと、そのツァイホンに兄を噛み
殺された武人・フェイ将軍のお話です。
ハイ、こちら撫子さんにおすすめして
いただいた作品です!
人外です。ファンタジーです。
普段はファンタジーBLを読まないもので、
撫子さんにおすすめしていただかなかったら
きっと読まなかったであろう作品ですね!
これはなんと言ってもツァイホンの一途さが
可愛くて切ない。
ツァイホンはフェイのお兄さんのことが
大好きだったんです。なのに殺してしまった。
いえ、大好きだから殺さなければならない
理由があったのです。
その過去がとても切ない。
そして同じ過ちを繰り返さないためのある
決意がまたいじらしい。
鴆は美しくないと価値がないと言われている
のです。しかし、美しい=たくさん毒を
持っている=人間にとっては害があるという
ことです。
だから、共に過ごすうちに大事な存在に
なったフェイに害を与えたくないと考えた
ツァイホンは最後、自分の存在価値を
捨てる決意をします。
餌である有毒な植物の摂取を拒みます。
案の定、毒が抜けて美しい羽を失った
ツァイホンは"価値が無い"と新しい買い手で
ある国のお偉いさんから「捨てろ」と
言われていまいます…。
その後紆余曲折あって(割愛します…笑)
フェイと一緒になったツァイホンの姿が
可愛いったら!!!
毒が抜け、羽の色が抜け、真っ白になった
その姿はまさに白無垢の花嫁…♡♡
それから毒が抜けるまでキスもできないと
いうもどかしさがまた良いですね…♡
最初にも言いましたが、大好きだった人を
死なせてしまった過去があまりにも不憫で。
ツァイホンはただ誰かと番いたかった。
家族がほしかった。
彼と一緒にいたかった。
ただそれだけ…しかしその思いが彼を死に
追いやってしまった。
フェイもフェイで、昔大事にしていた鴆を
死なせてしまった過去があり、互いにもう
二度と手離さないという思いの強さに
胸打たれましたね。
本編はシリアスなお話なので描き下ろしの
初キスもとい初えっちのラブラブ加減と
ほんわかさに安堵しました♡
撫子さん、素敵な作品を教えていただき
ありがとうございます!
それではまた…♡