伝説シリーズ②五鬼子孫伝説

修験道の開祖である役子角。役行者の名前でも知られる。飛鳥時代から奈良時代にかけて活躍した呪術師である。





吉野のみならず、奈良県ならどの地域でもよく見かけるこの役小角像。どこで見ても必ず両サイドに鬼がいる。



この鬼は前鬼・後鬼と言う鬼の夫婦(前鬼が夫、後鬼が妻)だ。生駒山で悪事を働いていた前鬼・後鬼を役小角が懲らしめて改心させ、以降従者として役小角の為に尽くしたという。

前鬼と後鬼には「五鬼」と呼ばれる五人の子供がおり、彼らもまた奈良県吉野郡下北山村に修験道の修行者の為に宿坊を営んだ。
以降1000年以上もの間、代々営み続けたと言うのだ。
しかし、修験道の衰退などもあり宿坊の廃業に追い込まれたが………

なんと!!現在もその子孫が経営する小仲坊か存在すると言うポーン

その小仲坊を経営する方の苗字は……

「五鬼助(ごきじょ)」さん。  

これまた衝撃ポーン

それ以外の五鬼の子孫であろう「五鬼上(ごきじょう)」「五鬼継(ごきつぐ)」の姓もまだ現存するらしい。

いやいやっ鬼の子孫やでっ
1000年以上前の話やで
ネットで調べたら、五鬼助さんの顔も出てるやん~~…ほんまに実在するやんっ
いやいや鬼の子孫やでっ(2回目)


五鬼助さん?
あれっ?
あれれっ?

角がない……………えーん

もちろん鬼ではなく、普通のおじさんでした(笑)てへぺろ

しかし、驚愕の話だ。

ちなみに、御所市にある「吉祥草寺」は役小角生誕の地と云われる。






ここには、非常に珍しい若き日の役小角像がある。30歳代だろうか⁉少しふっくらして若々しい像であった。

2016年1月15日