最近観た、ある物語。
親が子の罪を庇い、
子が親の罪を庇う。
そんな内容の物語だった。
面白くて一気に観て、
久しぶりにハマった作品。
見終わった後、
私は遠い遠い昔のことを思い出した。
私は、
小学生の頃に
母のものをこっそり盗んでいた。
悪いことをしている自覚はあったと思うが、
母が隠していたお菓子や
テーブルに置いてあった小銭を何度か盗んだ。
母とはその時も関係が良くなくて、
これくらいならバレないだろうと、
自分の弱い心から
しばらく辞められなかった。
あのときのこと
時々思い出しては、
記憶の奥底に封印していた。
正確には
罪悪感から見ないようにしていた。
だけど、
この作品を観て、
【当時母は、私のしていたことに気が付いていたのでは?】
と思った。
私はそのことについて、
母から咎められたことはない。
母とは長い間
険悪な関係だったが、
小学生のときにしていたそのことについては
一度も責められたことがなかった。
母は本当に気付いていなかったのかもしれない。
だけど、
本当は気付いていたけど、
見て見ぬ振りをしていたのではないか?
当時の私には想像もできなかったけど、
大人になった私から見たら
お菓子や小銭が無くなっていることに
気付いていたっておかしくはないし、
ただそれを
母はわざと言わなかったか、
言えなかったのかもしれない。
大人になった私から見たら、
むしろ母はそういう人だ。
そんな風に思ったら、
母に悪かったなっていう気持ちと、
母のやさしさとか、愛情であるようにも感じて
泣けてきた。
ずっとずっと
私は母に愛されていないと思ってきたから。
そして今もまだそう思っている自分がいて。
だけど
少しづつ、
【もしかして私は母に愛されていたのかも】
と、
疑いながらも、
母の向けてくれていた愛情を
受け取れるようになってきた。
親からされた嫌だったことは、
無意識に
何度も何度も思い出すのに。
自分を愛してくれていた、
大事に想ってしてくれたことには
ちゃんと自分から見ようとしないと
気付けないものなのかも。
私は当時自分がしていたことを棚に上げて、
母を色んな理由でずっとずっと責めていたけど、
私こそ、
母に謝らないといけないことがあった。
もしかしたら、
忘れているだけで私がしてしまったこと、
まだ他にもあるのかもしれない。
直接言うことはまだできないけど
【お母さん、あの時はごめんね】