彼と会えなくなったのは
私が望んだことだった。
好きだけど、苦しい。
会うのが怖い。
私なんかがあなたのことを好きになってごめんなさい。
私に好かれても迷惑だよね。
あなたに好かれるのも、嫌われるのも両方怖い。
だから、会わない方が幸せなんだ。
話せない方が幸せなんだ。
私の心が安心するんだ、ほっとするんだ。
遠くから姿を見るくらいがちょうど良い。
だから、会えないのは
本心で私が望んでいたことだった。
それに気付いたら、
彼の笑顔のイメージが浮かんできた。
最近の彼は、
優しくて、純粋で、心が綺麗で
とても優秀な
私の目からはそんなふうに見える。
今までちゃんと見えていなかったけど、
本当はずっとそんな彼だったんじゃないか、
そう思った。
私の中には、
鬼と悪魔がいて、
それが彼の姿を見えなくしていた。
鬼と悪魔とは、
私の中に溜まった怒りとか憎しみ、恨み、
寂しさ、悲しさ、辛い気持ち。
そういったものが、
彼の良い部分を見えなくしてしまっていたんだと思う。
私の中の鬼と悪魔は
私の大切な一部。
ありがとう。
私の中にいてくれて。
きっと意味があって、今までいてくれたんだよね。
嫌わないよ。
気付かせてくれてありがとう。