ツインレイなんて
もう信じない。
私には関係ない。
ツインレイ関連のSNSの情報を極力見ないようにしていた。
それでも時々出てくる、ツインレイの情報。
心のどこかに引っ掛かっていて、
結局忘れきれなかった。
******
私は事情があり
しばらく休職することになった。
それを彼に伝えたのは去年の11月のこと。
彼は静かに受け止めてくれた。
休職の開始日はそのときはまだ未定だった。
だけど、いつかその日は来る。
職場の人に休職を伝えたのは
彼が最初だった。
誰よりも、彼に一番に伝えたかった。
職場でしか会えない私たちだから、
離れ離れになるという心の準備を
彼にしてもらいたいという
自分勝手な気持ちと
私自身が受け入れるため
だったのかもしれない。
私の事情を知った彼は、
私とどう接して良いか分からなくなってしまったと思う。
今まで以上に距離ができてしまった。
そして、
同時期に現れた例の上司の存在もあり、
私はもう彼のことは諦めようと
徐々に気持ちを
離していった。
彼からも
ツインレイからも。
私は、
彼のツインレイは上司である彼女なのだと思っていた。
二人の年齢差は多分20歳ほど、
上司の方が年上だ。
二人は正反対の顔つきをしている。
彼は上司の言うことをよく聞いて、
仕事により集中するようになった。
私がこれまで散々SNSで見てきた、
ツインレイの特徴に
当てはまりすぎていると思った。
だから、ツインレイの情報を見ると、
彼と上司のことを想像してしまって、
とにかく辛かった。
彼にそんなふうに想われる上司は幸せだな。
私も、
初期に感じていた、
彼からの分かりやすいアプローチに
戸惑いながらも、
心が踊ったことを思い出していた。
あんな風にされたら、
彼のこと好きになっちゃうよな。
周りがむせるほどに香水を付けだしたり、
どんどん女性らしくなる上司の見た目に、
私は同じ女性として、
自分と重なるものを感じた。
彼が上司のとの時間を優先するのは、
彼にとって仕事上のメリットがあるのも
分かっていた。
上司は、彼を評価する立場。
経験も実績もあり、
異例の出世をした上司から
彼は学ぶことがたくさんあるのだと思った。
まさに、
私にはない魅力を
上司は持っている。
だけど、
どうしても
男女という恋愛要素が絡んでいるように
見えてしまって。
彼と上司が二人でいる姿を見るのが
辛かった。
彼がお母さんに懐くみたいに、
上司に接しているようにも
見えて、
切なかった。
私がいなくても、
彼は大丈夫じゃん。
おめでとう。
淋しさと、
悔しさと、
怒りと、
恨みとか
どうしようもない感情に
支配されていった。
もう彼と一緒に仕事をする機会も
接点もどんどん無くなっていく私と、
代わりになるかのように、
彼との時間が増えていく
上司。
あらゆる物事が
重なり
私と彼をどんどん引き離していく。
それは、
とても自然で、
必然で、
そうすることが
正しいかのように。
だから、
私は抗わずに
自分がやるべきことに集中して、
休職の日を迎えた。
私の心がついていかなくても、
納得するしかないような
自然な流れだった。