4時間近くかかった引っ越し作業も終えて、そろそろお別れの時間。


RARA『それじゃ、帰るね。またそのうち連絡するね。体に気をつけて』


坂ちゃん『今日は本当助かったよ。最後の送別会になったね!!最高の送別会だった。自分自身を大切にするんだよ。夕聖にもよろしくねドキドキ』そういって、夕聖にたくさんお菓子と七色に光る時計をくれた。


玄関の扉を閉めて、精一杯の笑顔でバイバイした。


エレベーターを待っているあいだ、限界で泣いた。車に乗り、さっきまで助手席に座っていた坂ちゃんが…もぅ乗る事がないのに…


泣きながら『ありがとう坂ちゃん』そう言いながら帰宅した。


31日のお昼に、坂ちゃんからメールが来ていた。


『行ってくるわ!!


坂ちゃんらしいなって思った。

『気をつけてね、行ってらっしゃい!!


『ありがとう忘れないでね』とか『元気でね』とかじゃなく『行ってくるわ』ってなんとなく安心感のある言葉。次の病院は重症な患者さんが多く、病床数もかなり多い。早速、当直もあるらしく勤務初日から忙しいと話していた。


買い物をしに行く途中、坂ちゃんの部屋のカーテンが無くなっているのを見て車も無くて、もぅこのマンションに来る事も無くなっちゃったと現実を受け入れた。


坂ちゃん『会いたくなったら連絡してもいい?』


RARA『いつでもどうぞ(笑)』

お互い笑って強く握手した。