選挙権なんかいらない?
前回の衆院選を終え、まともな保守政党無き状態での投票は正直、苦痛以外の何者でもありませんでした。
それでも、一有権者としての権利を行使すべく選挙に赴いたのですが、結果は、何も変わらず。
いや、そもそも何も変わらない選挙だったので、当たり前の結果だったのですが、、、
ただ、これほど虚しさを感じ、そして民主主義の限界を感じた選挙はありませんでした。
正直、もう選挙に行かなくていいか、そんな思いに駆られています。
そんな中、ラジオから聞こえてき、選挙権を18歳に引き下げるとのニュースに、私は唖然としました。
そもそも選挙権は権利です。権利には必ず義務が生じます。
古くは徴兵制など、国家を守る義務だったのでしょうが、女性の参政権以降、それも曖昧になってきました。
それでも、女性は女性で子どもを生み育て、家庭を守るという義務があったように思えます。
しかし今はどうでしょうか?
男女平等がうたわれ、女性の社会進出が当然とされ、家族、家庭という大事なものを誰が守るのか、その義務と責任の所在すら曖昧になってしまいました。
そもそも、結婚とは、女が日々の生活と氏(男)を横で支えて、吉が糸で結ばれると書きます。
それこそが、我が国のあるべき家族観であり、また義務でもあったわけです。
そして、その義務を果たす事で、選挙権が与えられていたわけです。
にも関わらず現在は、ろくにその義務が果たされてはいません。この地点で、日本の民主主義はかなり危機的になりつつあると言えるでしょう。
そこにきての18歳選挙権です。
ちなみに18歳では、親の許可なく結婚はできません。タバコや酒ももちろんできません。
刑法上も少年法に守られます。当然、死刑はありません。
このようにまともに義務さえも果たせない18歳が、権利だけ得るほど矛盾した国家に、まともな民主主義など行えるわけもありません。
より民主主義が劣化すると考えるのが自然でしょう。
もちろん、彼らがまともな判断ができないとは言い切りません。
ある実験では、ほとんど一般有権者の投票行動と同じだったというデータがあるのも知っています。
しかし、そんなものは私が指摘するような本質を、まったくもって無視した、どうでもいいデータです。
問題なのは、このように、すでに民主主義が劣化した中で、さらにそれを助長させることと、そもそもの義務と権利のバランスが壊れる事にあるのです。
もちろん、メリットがまるでないとは言いません。人口構成上、若年層が参加することで老年層への過剰なサービスを抑制する効果が出る事もあるかもしれません。
しかし、だからといって、これを認めてしまえば、日本の民主主義はまさにオルテガやプラトンが指摘するように、最悪な決定手段と化してしまうでしょう。
このような憲法改正にも匹敵することを、安易に決められてはたまったものではないです。