生活保護はこれでいいのか? | ひより

生活保護はこれでいいのか?


生活保護受給者を批判すると、差別であるとか、弱者に対する配慮が無いなどと逆に批判されます。



もちろん、私も社会的弱者に対し、配慮がない世の中は、間違いであると思います。



と同時にそれは、受給を受ける側にも同じような配慮や遠慮や感謝がなくては、それら関係は成り立たないと思うわけです(そういう意味では、生活保護は性善説に基づいて作られた制度のかもしれません)



しかし、先日、友人の介護福祉士さんからこんな話を聞きました。


「生活保護者の介護をしていると、『あんた誰のおかげで食べて行けると思ってるの!!』とその受給者から罵詈雑言を浴びせられた」というのです。



もしかしたら、介護側に不手際があったのかもしれません。またそのような考えの方は一部なのかもしれません。



しかしだからといって、このような発言をするというのは、全く相手に対する配慮も、社会保障を提供する自治体にも、またそれを支える納税者達への配慮や感謝の気持ちというものもないではありませんか。



現実として、生活保護を受けなければならないほど生活が苦しくとも、生活保護を受けずに働き、また年金だけで生活をしている方が大勢います。



それらの方々は当然、年金を払い、保険料を払い、税金を納め、その上で生活をしているわけですが、生活保護者は、一切それらを支払ってはいません。



それでいて、働かず、提供する側への配慮もなく、働く人間よりも良い生活を保障されているわけですから、これこそ、「真面目に働く人間が馬鹿をみる」世の中そのものではないですか?



もちろん、生活保護者の中には障害など止む終えない事情がある方が大勢いるとは思います。



しかし、そうではない受給者との区別が現在は全くと言っていいほどされてはいません(詳細は違うようですが)



また、生活保護を受ける方が厳しい条件下(最低賃金やバイトなど)で働くよりもお金を貰えるというのもあります。



これは完全にマクロとしての制度欠陥ではないでしょうか?



本来は、障害などの止む終えない事情がある場合は、生活保護で対処し、そうではない場合は、生活再建支援のような形を取るべきでしょう。(一部ではそういった支援はしているようですが)



このような生活保護者の実情こそが、実は一番の逆差別ではないか、と私は感じてなりません(もちろん、そうではない方も大勢いるのは承知しています)



またこれらが根になり、派生していく大きな問題としては、社会不信であり、また地域であれば人間不信であり、それは結果、国家の結束力を弱め、国体の維持に支障をきたすことにも繋がります。



元々日本人は、謙虚であり、配慮や遠慮がありましたが、残念ながら、このような制度欠陥や、介護士の話を耳にすればするほど、それらが崩壊し、自分勝手で傲慢な、自己中心的な日本人が増えてしまったと感じてしまいます。



子ども2人の母子家庭で、29万円支給されていて、これから生活保護費が削られて生活が苦しくなって困ると嘆く女性の話を平気で天下のクオリティーペーパー(皮肉を込めて)が載せる世の中。



正直、もう我慢の限界が近いですね。


真面目に働く人が馬鹿をみない。弱者もそうではない人も、互いに配慮し合う、そんな世の中になるような政治や制度であってもらいたいと願いますし、制度や法律では制御できない個人の倫理的問題は、教育の中できちっと教えてもらいたいものです。


また最後に、地域の大人たちもその一旦を担っている(親はもちろん最大な責任者であります)のだという自覚を持たなければならないと、私は思います。