アベノミクスが成功する唯一の道
現在、アベノミクスが直面する大きな問題は二つ。そのどちらもアベノミクスにとって致命傷となる問題です。
一つは言うまでもなく、消費税増税。これは強制インフレなので、需要の拡大云々、否応無しにも物価が上がります。当然、そうなればデフレ圧力が掛かりますから、インフレターゲット2%を目指すアベノミクスとしては、逆行政策と言えるでしょう。
それを避けるためには、財政出動&金融緩和が絶対不可欠でありますが、残念ながら、財政出動は極度の供給不足によって、大規模公共事業などが行えず、今年度はむしろ削減の方向へと向いてしまっています。
そうなると、頼みの綱は金融緩和となるのですが、これもまた円安によって物価のみが上昇し、給与が変わらない、もしくは下がるという、いわゆるスタグフレーションへの流れを生むもので、過度に金融緩和のみに頼る政策は危険だと思われます。
さらに金融緩和のみの政策は、その他の政策でデフレ圧力がかかっていると、当然、設備投資先が無くなってしまい、金融市場のみにその資金が流れ、ある種のバブルを生む可能性すらあるでしょう。
結果、物価が上がり、給与が平行又は下がり、金融市場だけがバブル化するわけです。
そうなると、現段階でやれる政策は何か?
まず第一に、即時原発再稼働をしなければなりません。
もちろん、原発を再稼働させたところで、スタグフレーションの流れを健全なインフレへと戻すことが出来るとは言いませんが、少なからず、消費税増税&財政出動の縮小+金融緩和&原発停止という完全なるスタグフレーションの流れを現段階では唯一反することができる政策です。
しかし、もし、それが民主主義的に危ういとなれば、アベノミクスは危機的状況に陥り、また金融市場に金あまり現象を生み、バブル化した経済は脆さを露呈することになるでしょう。
また、原発を動かしても一時しのぎの時間稼ぎでしかありません。当然、その他の問題が解決出来なければ、意味が無いのです。
それにはまず、土建屋を含めた供給側の安定供給(競争入札の見直しや談合)を中長期的に行っていく必要があります。
また成長戦略はあってないような物ですが、もしある程度の効果が生まれるとしても数年後先の話ですが、長い目でみてやるべき政策は実行していくべきでしょう。
さらに、自国のエネルギーであるメタンハイドレートの開発も急がなければなりません(ただ石油メジャーなどの諸外国の抵抗はそれは凄まじいものになることが予測されますが)
このような難しい問題全てをクリアしなければ、アベノミクスの成功はないのではないか、というのが拙者の推測で、なんとしてもそういったものをクリアし、強い日本を取り戻してほしいものです。