納涼 | Wild Child

Wild Child

「女が女らしさや人格を犠牲にしないで学問をつづけていくには、あるいは結婚だけを目標にしないで社会で生きていくには、いったいどうすればいいのか」(須賀敦子の著書より)

すぐ近所の盆踊りの会場から荻野目洋子の昔の曲が聞こえてきた。どんな振付の盆踊りなんだろう…小さな夏祭りの風景はいいものね。


「簪(かんざし)」

納涼気分に浸りたくて、昔の邦画、しかも夏の浴衣が出てくるようなものがいいな…とまだ未見の清水宏の映画をセレクト。1941年製作の古い映画。夏の温泉地が舞台で、田中絹代の涼しげな浴衣姿や温泉宿で展開されるユーモラスな物語にやっぱり清水宏の映画はいい♪大好き。出てくる女性たちの浴衣の紋様や蛇の目傘が納涼気分を満たしてくれた。温泉の中に落ちていた簪で足を怪我するがそこに情緒を感じると言う笠智衆、団体客を目の敵にする斎藤達雄など、宿に長期滞在する客たちが襖一枚隔てた各々の部屋を遠慮なく行き来する様が楽しくて、昔の宿の造りはプライベートも何もないが大らかな人情味を思わせて小気味良い。あ~温泉行きたくなる!



スエーデンの城-簪