占い横丁を出て駅周辺をうろうろ。

この時点で12時過ぎ。

 

 

 

 

本当は、

ゆっくり歩いてちょこちょこいろんな名物を食べる、

というのが理想だが

そうも言っていられない。

 

今日のミッションは、

必ず飛行機に乗って無事に帰ること。

2日後には入社なのだ。

もし飛行機が飛ばなかったり

また遅延したりしたらシャレにならない。

 

 

 

ごはんをどうしようか迷うが、

とりあえず台北駅に戻る。

 

台北駅には駅ビルもあるし、

飲食店もたくさん入っている。

 

 

セブンイレブンがあって、

ほとんど日本と同じに見えた。

 

当時はまだコーヒーマシンでの販売はなかったものの、

ホットスナック的なものもあって驚いた。

 

お菓子を買ってお土産にした。

 

 

 

さて、ごはん、ごはん。

まだルーロー飯しか食べていない。

 

やはり台湾でしか食べられないものがいい。

そして汁物を欲しているところだ。

 

 

 

フードコート的なところで、

写真付きの大きなメニューが置いてあるお店があった。

指さし注文ができると思い、ここに決める。

 

前の人のやり方を見て真似する、

ができればいいのだけれど

あいにく並んでる人はいない。

 

まず挨拶して、写真を指さす。

ラーメン(みたいに見える、丼に入ったもの)と

ルーロー飯(再び)がセットになったものだ。

 

ラーメン(みたいに見える、丼に入ったもの)は

「牛」という漢字が入っているので

きっとおいしいだろう。

 

 

注文を聞いてくれたおじさんもまたにこやか。

 

というか台湾に来てからというもの

ムスッとした人を見たことがない。

国民(というか地域民?)性なのだろうか。

 

 

「座ってていいよ」というジェスチャーを、

その、にこやかおじさんがしてくれたので

席について待つ。

 

ひょっとして出来上がり次第呼ばれるのだろうか、

それか、何も言わずに、

出来上がった料理が店の前に放置の可能性もある。

 

ソワソワしながらお店をガン見していると、

ちゃんと出来上がった料理を席まで持ってきてくれた。

 

これ、

私が言葉がわからないのを察してくれたのだろうか。

それともこれがスタンダード?

 

わからないことだらけだが

言葉もわからないので聞くこともできず、

温かいうちに食べることにする。

 

まずびっくりしたのが、

注文した汁物がラーメンではなかったこと。

 

写真で麺に見えたものは細切りの生姜だった。

あとはパクチーがたっぷり入っている。

パクチーは苦手なので、

申し訳ないがよけて食べることにする。

 

パクチーをよけたら、とってもおいしい。

あっさりしたスープ。

 

ルーロー飯は、もちろんおいしい。

 

味の濃いルーロー飯と

あっさりしたスープがいいバランスだった。

 

 

ただちょっと困ったのが、

ラーメンと思って頼んだのがスープだったので

お腹がいっぱいにならなかったこと。

 

しかしまあ、

帰るまでにまた軽食でも食べるかと思い、

とりあえずここを去ることにした。

 

食器をどこに戻すかわからず、

掃除をしている女性に尋ねると

(というか100%ジェスチャー)、

「ああ、戻しとくからいいよ」的なことを言って

にこやかに手を振ってくれた。

 

 

 

みんな親切すぎて

ちょっと泣きそうになった。