次の日。

どうやら電気をつけっぱなしで寝てしまったらしい。

時計を見ると7時過ぎ。

とてもお腹がすいている。

 

カーテンを開けると、明るい!

雨も降っていない!

上等だ。

少なくとも営業している店はあるだろう。

 

着替えてすぐに街に出る。

 

大きな木の枝は相変わらず落ちていて

大木が道のど真ん中に倒れている場所もあるが

人は歩いている!

 

なんかそれだけでめちゃくちゃ感動した。

 

 

 

 

当たり前のことだが

看板が全部漢字で書かれているし

聞こえてくる言語は中国語(台湾語?台湾国語?)だ。

 

 

 

目に入ってくる色合いのバランスというか

雰囲気は日本に似ているような気がする。

でもニューヨークに似ているなと感じる部分もある。

 

 

人の数が多いわけではないのに

街からエネルギーが放出されているような感じがあり

一気にこの街を知りたくなった。

 

 

タイムリミットは15時くらい。

15時を過ぎると空港に向かわなければならない。

 

それまでをいかに楽しめるか、だ。

 

 

 

 

 

ひとまずスターバックスが目に入ったので入店。

席はそこそこうまっている。

海外なので、席取りは後にして

レジの列に並ぶ。

 

 

もうメニューなんて全然わからないので、

とりあえず挨拶だけは中国語でして

オファリングボードに描かれているドリンクを指さす。

2種類あったので👉と。

(オファリングボードにも英語は一切ない。

読み取れたのは値段の数字だけだ。)

 

にこにこと可愛い女性がテキパキとレジをしてくれて

あっという間にレシートが出てきた。

当たり前だが全面に漢字(と数字が少し)が並んでいる。

タイミングを逃さないように気をつけて「謝謝」と言う。

 

ドリンクも猛スピードで出てきて、

あわてて「謝謝」。

 

 

 

挨拶と感謝だけは必ずその国の言葉で言うようにしている。

(しかしタイミングはやはり難しい)

 

 

 

出てきたドリンクは、

抹茶にコーヒーが入っていた。

しかもどういう作り方をしているのか、

2層になっている。

上が抹茶、下がコーヒーの層である。

 

まず抹茶の層の味をみて、

次にコーヒーの層の味をみた。

 

抹茶の層は甘く、コーヒーの層はビターだ。

混ぜるとちょうどいい感じで、しかも新しい。

台湾のスターバックス体験としてふさわしい。

 

ちょっとだけ席に座った。

ひとつひとつのテーブルではなく、

大きなテーブルのひと席。

 

パソコンを開いている人がいたり

おしゃべりしている人たちがいたり

それはどこも変わらないな、と思った。

台湾の人にちょっとまぎれこめた気がした。

 

 

 

 

次は朝食の調達。

お米が食べたい。

ドリンクは手に持ってスタバを出、

ルーローハンをテイクアウトしてホテルに戻る。

 

ホテルで朝食。

ルーローハンがおいしくて驚く。

ゆっくり味わいたいところだが、

今日は時間がないので適度なスピードで食べる。

 

荷物をまとめてチェックアウト。

 

ホテルはとってもきれいで機能的で、

防犯面もきちんとしていた。

寝るだけだったのがもったいなく感じる。

次に来た時は、ホテル自体を楽しむ時間ももちたい。

 

 

 

 

とりあえず台北駅に向かう。

 

コインロッカーに荷物を預けて、地下鉄に乗る。

 

まずは、あるお寺に行ってみる。

そのお寺の最寄駅が、地下鉄で2か3駅先なのだ。

 

無事地下鉄を降りて、お寺に向かう。

駅のすぐ近くにあったので、見つかった。

 

まずは参拝。

よくわからず、貼り紙の絵を見よう見まねで。

気持ちは込めた。

 

そのあと、

近くの占い横丁的なところへ。

 

どこに行こうかキョロキョロしていると、

にこやかなおじさんが声をかけてきた。

 

これがアメリカなら警戒するところだが

(失礼かもしれないが自衛のためだ)、

台湾の人で日本語を話してくれ、

値段を聞いて教えてくれたことから

こちらに行ってみることにした。

 

生年月日を聞かれて、

四柱推命らしき表にいろいろ書き込んでいく。

3〜5月が調子悪いとか、

◯歳か△歳で結婚する可能性が高いとか、

そういうことを説明してくれた。

 

書き込んだ紙(カタカナと漢字で書いてくれた)も

封筒にいれて持たせてくれた。

それでさよならした。

 

その紙を入れてくれた封筒が

真っ赤で唐草風の模様が書いてあり、

異国っぽさを感じた。