台湾で地震が起こり、甚大な被害がでている。

とても心配だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一度だけ、台湾に行ったことがある。

 

 

 

 

2つめの会社に就職が内定し、

入社までに旅行しておこうと思って

1泊2日で台湾に。

 

飛行機とホテルだけとってあとは風まかせ、

といういつものスタイル。

 

 

見知らぬ土地だし英語圏でもないし、

無理せず街の雰囲気だけ感じて帰ろう。

そういう気持ちで準備した。

 

 

当日、台風直撃の予報。

飛行機が飛ばなかったらそれまでだ、

と覚悟を決めて空港に。

 

 

意外にも遅延すらなく、定刻で飛んだ。

 

 

確か4時間くらいで着陸した。

 

 

問題はその後だ。

 

 

 

 

 

一向に降ろしてくれない。

 

「風が強すぎて扉が開けられない」といった旨を

アナウンスしていた。

 

最初は「ああそうか」くらいだったが、

30分ほど経つと「あれ?」と思い始める。

 

他の人たちもそうだったようで

ちょっとざわざわし始めた。

 

またアナウンスが流れ、

「んーじゃあ仕方ないのかなあ」くらいの感じになり

ふたたび待ち時間に。

 

 

 

 

結局5時間待たされたのだった。

 

 

 

 

さて。

起こったことは仕方ない。

次のミッションはホテルに無事に着くことだ。

 

 

タクシーをひろい、

挨拶だけは中国語でして、あとはメモを見せた。

あらかじめホテルの名前を漢字で控えておいて、

ガイドブック片手に口頭でも。

(でも発音が悪かったみたいで、

にこやかだった運転手さんが怪訝な顔をした。

あわててメモを指すと、またにこやかに戻った)

 

 

道中ももちろん大雨で、

窓から外を見ると店はことごとく閉まっており

(これは時間帯もある、もちろん)

夕食はあきらめた。

 

 

大きな木の枝が道にバンバン落ちているし、

そもそも木の幹自体が折れているのもたくさんあった。

風に飛ばされたバケツやら段ボール箱やら

看板も倒れているし

台風の凄まじさを物語っていた。

 

 

 

なんとかホテルに到着。

こんな時に仕事してくれて、

運転手さんに感謝である。

 

ホテルにチェックインすると、

すでに現地時間の深夜12時をすぎていた。

 

 

 

旅行の1日めは終わった。

お風呂に入って寝た。

台湾のごはんは2日めにお預けだ。