昨日、贈り物をいただいた。

 

 

 

まず、その贈り主なのだが、

大変お世話になった方である。

 

年齢がかなり離れており性別も違うが、

私の言いたいことをすごくわかってくださって

(それはひとえに、その方の懐が深いからなのだが)、

それに対してアドバイスをくださったり、

率直な意見をくださったり、

時にはアクションを起こしてくださったりする。

奇特な方だ。

 

 

 

その贈り物で驚いたことその1。

のしがついていた。

そしてそれには「御礼」と書いてあった。

御礼を言わなければならないのは

私の方であるのに、その方からの「御礼」。

 

その方と私には、人間力で天と地ほどの

差があるなあと思った。

このことを忘れてはいけない。

そして、そう思えた自分はまだ捨てたものではない。

かもしれない。

 

 

 

その贈り物で驚いたことその2。

デパートの包装紙に包まれた箱の中身は、

ピンクと白の模様のついた、マグカップだった。

 

ピンクのもの。

 

人生の節目には

贈り物をいただくこともあった。

しかし、今まで

ピンク色のものをいただいたことは

ほとんどなかったのだ。

そのことに気づいた。

(15年前に付き合っていた人から

いただいた時計の文字盤がピンクだった。

全体はシルバーだったけど。

そして、後にも先にもそれだけだった。)

 

 

 

贈り主の方の目に、自分が

「ピンク色のものを贈りたい」と

思う人物に映っていたことを

うれしく思う。