これを聞くと、

中学の卒業式を思い出す。

 

卒業証書を、

ひとりひとり全員が

前にもらいに行った。

 

その間じゅう、

ずっと流れていたのが

パッヘルベルのカノン。

 

中学のときは、

確か全校生徒が見守る中で

卒業式は行われていた。

 

1年生の時、仲の良かったUちゃんに

「卒業証書をもらうときの曲名わかる?」

と聞かれ、答えたのを覚えている。

うちにそのCDがあったので、

貸してあげたことも。

 

 

 

 

かなり前に、

すべらない話か何かで

松本人志がこんな話をしていた。

「すべての名曲は、メロディが

パッヘルベルのカノンに帰する」と。

 

そして、

「パッヘルベル自身が一発屋」だとも。

 

 

 

 

それはそれとして、

カノンは本当に名曲だ。

 

私には、聞いたら必ず

泣きそうになる曲がいくつか

あるのだが、その中のひとつだ。

 

バロック時代の、かなり古い曲なのに

現代でも色褪せない。

もしくは、古いからこそ

色褪せることができないのかもしれない。

 

もともと白黒でできている

すばらしいものならば、

色褪せられない。

 

すると、古くて素晴らしいものが

最強ということか。