自分が人見知りだということに、ずっと気づいていなかった。
というか、人見知りの定義について、よく理解していなかった。
初対面の人と会うときに緊張することのみを、
人見知りだと思っていた。
中学のとき、自分と同じ学校の子が
一人もいない塾に行っていた。
全然友達ができず、
ずっと、どうしたらいいのかわからなかった。
そのときは、自分が人見知りかもしれないと思うこともあった。
その後、20歳を過ぎて、人と出会うことに慣れ、
時に応じてテンションをあげられるようになったから、
人見知りについては忘れてしまっていた。
でも最近、会社の人とどう付き合ったらいいのかとか、
どう気を遣ったらいいのかとか、
そういうことを常に考えるようになった。
そんなとき、『アメトーク』を見た。
相手の目を見て話すのが恥ずかしかったり、
どう思われているかずっと考えたり、
人に気を遣われていることに困ったり、
と、共感できるところがたくさんあった。
自分のネガティブさとか、放っておいてほしいという気持ちを
隠すために、虚勢を張って、
テンションを必要以上にあげてしまう。
それで、ノリがいいと思われて飲み会に誘われたりすると
ありがたいけどめんどくさいと思ってしまう。
自分でどうしたいのかわからなくなってしまう。
つまりそれは、相手に自分をさらけ出すのを
ためらっているということなのかもしれない。
相手に嫌われるのが怖くて、
そういうふうにしてしまうのかもしれない。
でも、ずっとそんなままだと
相手も、信用したり心を開いたりできないだろう。
ちゃんと、自分の悪いところを隠さないで、
人と向き合っていきたいと思う。