先日ベビーカーに乗った息子といっしょに駅近くのベンチで休んでいたら、気になることを言われました。

 

天気の良い日だから二人でまったりニコニコ…していたら。

目の前を掃除のシルバーさん(以下、じいさん)が通りました。

息子はジーっと見つめあせる、それに気づいて笑うじいさん。

 

じいさん「怪しい人じゃないからね!ニコニコ

私「息子くん、このあたりを綺麗にしてくれている人だよ。ありがとうだねぇ」

 

ニコニコしながら話すじいさん。

じいさん「もう歯が生えてるの!?びっくり

私「1歳になったところなので、ちょっと生えてますニコニコ

じいさん「最近の子は早いからねぇ。ほら、今の3歳が昔の7歳ぐらいだからね」

私「えっ!?汗

じいさん「体の大きさ!昔の子は小さかったんだよ!」

 

 

じいさんは推定70代…いや、お元気だけれど80代かも??

戦前生まれ?

 

そういえばだいぶ昔(小中学生ぐらいだったと思う)、「第二次世界大戦中~戦後復興時期は栄養状態が悪くて子供の身長が低かった」という資料を見たはず。

…「戦争の悲惨さ」とかいう話だったよなぁ。

あの時は結構びっくりしたけど…

 

 

 

気になったので調べてみました。

 

 

 

(ちゃんとリンクが貼れているだろうか?)

 

 

7歳男子の身長。

1939年…113.9cm

1948年…112.1cm

2015年…122.5cm

 

3歳の資料はさっと出てこなかったので、5歳で。

2015年…110.4cm

 

 

さすがに3歳と同じはないけれど、5歳と同じくらいかやや大きいか。

もしかすると、身長よりも体重の方が差があるのかも?でも体重は個人差が大きすぎるような。

 

ちなみに、リンクでの統計上最も低い年と言える1948年の男子が現代の7歳男子と同等なのは9~10歳ごろです。

子供の頃は10cm程度の差があるようです。

もっとも、この時の子供たちの成長期には食料事情が改善されたのか、高校生に当たる年齢になる1950年代後半には現代との差は少し縮んで、17歳の平均は163~164cm台となってきます。

 

 

 

だから何というわけではないのですが。

すぐに思い当たるのは食ですが、他に何かあるのかな??

 

 

思い出すのは。

大正生まれで戦中戦後に子育てをした曾祖母が私に会うと言っていたのが「よう肥えとる」「また肥えた」「背もこんなに高くなって」でした。

嬉しそうでしたね…「肥える」が違う意味だった時代だったのでしょう。

 

突然現れた気さくなじいさんによって、忘れてはいけない歴史に少し思いを馳せたのでした。