しばらくドライブをして、コンビニで飲み物を買って、近くの公園の駐車場に車を停めて話すことになった。






あたりは真っ暗で、なんとなく怪しい雰囲気を感じとった滝汗

沈黙する彼…。

“おや?これはもしや…”とドギマギする私…。






『手繋ぐ…?』と、彼が手を差し出してきた。






うぉぉぉぉぉ、きたぁぁぁぁぁ





『…うん』と言って私も手を差し出した。






いやぁ、ラーメンを食べてる時点どころか、コンビニで飲み物を買う時点ですら、こんなことになるなんて全く予想していなかったので、急展開過ぎて心臓がバクバクしてしまった。






それにしても肌スベスベデレデレ

この顔でさらに肌もスベスベとか…神様ってズルいよねぇ…。







『肌スベスベだね〜 笑』と言って、思わず反対の手で彼の手の甲をスベスベしてしまった 笑

完全にお色気モードから遠ざかる私に対して、彼は『なんかドキドキするね』と素直で可愛い言葉♡

完全に男女反対…ニヤニヤ






私が何も答えなかったからか、『俺だけか』と彼が呟く。






それから暫く手を繋いで色々話をした。

さて、ここからどうしたもんか…。

彼のことは好印象だったけど、じゃあ好きか?と聞かれると、よく分からんダッシュっていうのが本音。

でも、なんだか暗闇に後押しされて、ちょ〜っとだけハグをしたくなってきた私。






『ちょっとだけハグしたい』






と言うと、ハグをしてくれた。

そのまま流れでドンドン進んでいく彼に身を任せながらも、ちょっと待てパー






なんか甘い雰囲気に飲まれかけたけど、付き合おうとか好きとか言われてない…タラー

てか、そもそも私自身も好きかどうか分からないのに、このままでは同じことの繰り返しになるからダメだと自分に言い聞かせた






彼から体を離し、『付き合ってないのにそういうことはしたくないし、そもそも好きか分かんないし…。今日はここまでにしよ』と言うと、『分かった』と言う彼。






“じゃあ、付き合おう”って言われなくて、ひとまず少し安心した。

↑過去に“じゃあ、付き合おう”って言われたことあるけど、“じゃあって何?真顔”って、すごく嫌だったら思い出があるので…。






もしかしたらこのまま会えなくなるかもしれない覚悟もした。

でも、流れに身を任せてみるのは違う気がした。






ただ、それからも彼は不機嫌になることもなく、手を繋いで運転して駅まで送ってもらい解散した。







彼と出会って、そろそろ1年。

自分はいったい彼とどうなっていきたいのか真剣に考えようと思った。