二十代の頃

三浦綾子さんの『氷点』を読んだ時の

あの北海道の冬の感覚を思い出したくて

三浦綾子さんの本をメルカリで買った。


人生初めての旭川での冬の暮らし。


三浦綾子さんの『氷点』をその土地で読んだ。


懐かしい感覚。


旭川には地球上1大好きな喫茶店がある。


珈琲亭ちろる



三浦綾子さんも訪れたことのある喫茶店だ。



あの空間に入ると自分が研ぎ澄まされるような

幽体離脱しているような、

自分がなくなるようで

本来の自分を感じるような


不思議な感覚になる。




行きたい。


真冬の北海道。


雪の北海道。







今夜、お風呂の中で齒を磨いてたら

歯が欠けて取れた。



内海聡さんが、虫歯がある段階で身体ボロボロなんだから何してもムダ、みたいなことYou Tubeで話てたような…



わたし、ここ数年、やっと身体を大切にしだしたけど

歯は結構よろしくなくて

ボロボロな方だと思う。



今夜、歯が欠けたとき

『こうしていろいろ失って死んでいくんだな』



『わたし。もうすぐ死ぬかも知れないな』



と思って

お金を使い果たしたくなった(笑)


北海道に今すぐ行きたくなった。



身の回りのもの、捨てたくなった。



自分が死ぬことに

少しワクワクした。




わたしが死ぬことで深く悲しむ人も思い浮かばないし、ペットもいないし、


お金を使い果たすことと

北海道へ行くこと以外

今は悔いはない氣がしてる。


わたしが何を思おうと

心臓は血液を身体に巡らせている。




歯が欠けて死んだ人っているのかな。



命を軽んじているわけではない。


でも

自分の『死』に対する好奇心が

いつもフワフワ漂っている。



自分がいつ、どんな去り方をするのか

その時わたしは何を感じるのか。



人生で初めての最後の時が楽しみだったりするのだ。



自然の多い山の中で

野生動物に見守られながら

一人きりで逝きたいなぁ。