私は最近まで「妻帯者」を好きになることが多かった。
たまたま好きになった人が妻帯者だったわけではないような気がする。
妻帯者だと私だけを大切にしないから
いざとなれば私を捨てるから
だから良かったのかも知れないと、今思う。
いつかは別れる、捨てられる
それが確実に決まっている男性が好きだった?好きだと思っていた?
これ、自傷行為と同じ。
自分を傷つけ、自分を見下し、安心していた。
私は親から欲しかった愛情を感じられずに大人になった、機能不全家族の中で育ったアダルトチルドレンとも言える。
「自分を大切にする」という言葉の意味がずっとわからなかった。
でも妻帯者に全く興味がなくなった今、
やっとその意味がわかった気がしている。
今となれば、一昨年好きだと思っていた妻帯者のおじさんのこと、何が好きだったのか全くわからない‥(^_^;)記憶喪失ってこれかな。と思うくらい、わからない。
その人に惹きつけられていた自分が他人のように思える。
恋愛相手に妻帯者?
はぁ?論外でしょ?
ふざけんな(妻帯者に向けて)。
とさえ思う。
でもその恋愛で苦しんで苦しんで、自分を底から見つめ直す月日があったお陰で今がある。
無駄なことなんてない。
そのお陰で、今まで全く興味のなかった独身男性を積極的に探すことになったのだから。
しかし、恋愛というのは人が最も感情を使う分野だけあって、
その苦しみの中で自分を見つめ、見つけるにはもってこいの感情だとしみじみ感じる。
このツールがなければ、私はまだいろんな方法で自分を痛めつけ、苦しめていただろう。
不倫は世間一般ではタブーとされるが
自分の心の傷を浮き彫りにするにはもってこいの材料だから、魂の成長においてはグッドなのではないかと!
ほんとにこの世はうまいことできてるわ。
カンペキ!