《当たり前田の耳寄りテレビ番組紹介》
NHK総合『アナザーストーリーズ運命の分岐点』「ボブ・ディラン 〜ノーベル文学賞 “原点”のステージ〜」
(ナビゲーター 松嶋菜々子)
(語り 濱田岳)
⭕『2024年3月8日(金)22:00 – 22:45』  
…………………………………………………………………………………………
『ボブ・ディラン(Bob Dylan)』を特集する『アナザーストーリーズ 運命の分岐点』で「ボブ・ディランのノーベル文学賞受賞の“原点”のステージ」が紐解(ひもと)かれます。
2016年10月13日、『ボブ・ディラン』は『歌手』として初めて『ノーベル文学賞を受賞』しました。NHKの今回の番組の取材により、「この伝説のステージを目撃していた観客の一人が、ディランのノーベル賞受賞に深く関わっていたこと」が判明しました。当事者の証言や知られざるエピソードを交え、『ディランの人生の分水嶺(ぶんすいれい)』であり、『ノーベル文学賞受賞の原点とも言える、伝説の日の舞台裏』が多角的に描かれます。
『ディラン』が本性を表に出した第一歩、1965年に開催された『ニューポート・フォーク・フェスティバル』が、今回の「運命の分岐点」でした。「この『伝説のステージ』が意外な形で半世紀後のノーベル文学賞に結びついていたこと」が紐解かれます。この『ニューポート・フォーク・フェスティバル』で、『ディラン』は初めてエレキ・ギターを持ちバックバンドを従え登場し、エレキを初めて人前で弾いてファンから大ブーイングを浴びました。『フォークのプリンス』と呼ばれていた「ディランの変節」に会場は大ブーイング。そして歌われたのが『Like A Rolling Stone』でした。まさに「時代が変わる伝説のコンサート」と「その場にいて、この伝説のステージを目撃していた観客の一人」が、「ミュージシャンとして初めてノーベル文学賞を受賞したこと」に大きく関わっていたことが分かりました。この伝説の日を中心に証言者のインタビューと共に運命の分岐点が紐解かれてゆき、ロックの歴史を変えた伝説のステージの全貌(ぜんぼう)に迫ります。
この『アナザーストーリーズ 運命の分岐点』は、「ダイアナ妃の事故死、ベルリンの壁崩壊、ビートルズの来日といった、人々が固唾を飲んで見守った出来事や事件の裏にある、もう一つの物語『アナザーストーリー』」を、関係者へのインタビューや残された映像、決定的瞬間を捉えた写真などを通して明らかにしていく「マルチアングルドキュメンタリー番組」です。
…………………………………………………………………………………………
…………………………………………………………………………………………
1994年の冬、「日本武道館」の『ボブ・ディラン』のステージで流れたオープニングの『Jokerman』、そして畳み掛けるように荒々しく歌われた『Lay Lady Lay』『All Along The Watchtower』。このステージでボブ・ディランの歌を聴いた多くの日本人にとってディランは最初からロックだったのではないでしょうか。だから、ディランがメディアで紹介されるたびに、「フォークの神様」「反戦・反体制を訴えたノーベル賞詩人」などと形容されることに違和感を覚え続けてきた人が少なくなかったのでしょう。『風に吹かれて』も『はげしい雨が降る』も名曲だと思いますが、そんな分かりやすい歌だけでなく、意味がわからなくても素晴らしいという歌も、何だこれはという歌もディランはたくさん作っ ています。とにもかくにもディランは「めちゃくちゃラディカルで、既存の枠(わく)に収まらない音楽家」で、「ロック・スピリットあふれるミュージシャン」なのです。
…………………………………………………………………………………………
…………………………………………………………………………………………
《ボブ・ディラン、ノーベル賞授賞式を欠席へ》
ボブ・ディラン(75歳)が「以前から予定していた約束がある」ことを理由にノーベル賞授賞式を欠席することが発表された。
BY VOGUE JAPAN  2016年11月19日
ボブ・ディラン(75歳)が「以前から予定していた約束がある」ことを理由にノーベル賞授賞式を欠席することが発表された。ディランは12月10日に行われる式典で今年のノーベル文学賞を受賞する予定となっていたが、ほかの予定があるとして欠席する意向を表したという。
式典を主催するスウェーデン・アカデミーは16日(現地時間)に発表されたコメントで「昨晩、スウェーデン・アカデミーはボブ・ディランから個人的な手紙を受け取り、すでに予定されていた約束があるため12月にストックホルムを訪れることが出来ず、そのためノーベル賞授賞式典は欠席すると伝えられました。彼は名誉に感じていることをまた強調し、個人的に受け取りたかったとしていました」と発表した。
アカデミーは受賞式典を欠席する受賞者はディランが初めてではなく、ノーベル文学賞がディランのものであると続けた。「受賞者が欠席することが稀であることは間違いありませんが、例外ではありません。近年でもドリス・レッシングやハロルド・ピンター、エルフリーデ・イェリネクらの受賞者がそれぞれの理由でストックホルムに来ることができませんでした。それでも賞は彼らのものであり、ボブ・ディランも同様です」。
…………………………………………………………………………………………
…………………………………………………………………………………………
ボブ・ディランのDVDの紹介
…………………………………………………………………………………………
DVD『BOB DYLAN BEST OF LIVE(ボブ・ディラン  ベスト・オブ・ライブ)』
「1962年のデビュー以来、『風に吹かれて』『時代は変わる』等、数々の名曲を発表、今もなおロックのカリスマ的存在として愛され続けるボブ・ディラン。本DVDは、そんな彼のミュージシャンとしての魅力を余すところなく伝えるライブ映像集。30周年記念コンサートでのエリック・クラプトン、ジョージ・ハリスン、ニール・ヤングらとの奇跡の共演をはじめ、再結成したザ・パーズと熱唱する『ミスター・タンブリン・マン』、ロックの殿堂授賞式で披露した『追憶のハイウェイ61』など見どころ目白押し!ボブ・ディランの勇姿をとくとご堪能あれ。」
収録曲「ガッタ・サーブ・サムバディ」「アイ・ビリーヴ・イン・ユー」「ホエン・ユー・ゴナ・ウェイク・アップ」「アイル・リメンバー・ユー」「マギーズ・ファーム」「ミスター・タンブリン・マン」「戦争の親玉」
「イッツ・オールライト・マ」「マイ・バック・ページズ」「見張り塔からずっと」「シーイング・ザ・リアル・アット・ラスト」「追憶のハイウェイ61」(以上、全12曲)
「発売元:㈱エルデイ 販売元:ファインディスク コーポレーション」
(近くのホームセンターで1000円ちょっとで購入!)