我が家は築30年なので、修理を要す箇所があちこちに発生する。

大抵の修理はDIYでこなしているが、無資格ではやれない作業は業者にお願いする。

その筆頭が電気工事である。

 

電気工事士法施工規則第二条には、電気工事士でなければできない作業が列記してある。自分でやるのは違法行為。今回の私のケースは、電線相互を接続する作業、電線を直接造営材に取りつける作業が該当する。

 

出費はできるだけ抑えたい。

その為には、自分で電気器具をネット注文し、工事だけ電気工事士に依頼することだ。

 

電器店(特に電機メーカーの看板を掲げた電器屋)に一切を頼むと、器具代がネット価格の2~3倍になる。加えて工事代も割高。電器店は大手電機メーカーの特約店であって、メーカーに代わってリテール(個人・中小事業所向け)販売をやるのが主業。特約店の儲けは、器具の売買で生じるマージン。だから「器具はネットで買うから工事だけやって」とお願いしてもNo, thank youなのだ。

 

では、なぜメーカーは並行してネット販売もやっているか?特約店だけでは受注漏れがあり、シェア取れないから。大型マンション、ホテル等の新築時にゼネコンに大量販売するのが一番おいしい商売な訳で、リテールは二の次だろう。

 

で、世の中には、どんな工事でも請け負いますよ、というプロの工事専門業者が存在する。一匹狼である。そういう人を探そう。私は彼を「電気のかかりつけのお医者さん」と呼んでいる。彼もなんだか嬉しそうな顔をしてくれる。

 

今回、特約店価格の三分の一の費用で済んだ。

ありがとうございます。次回も宜しくお願いします。