最近話題のTBS金曜ドラマ。Netflixに同時並行でアップされるので、それを視ている。実に面白い。

1986年から阿部サダヲ演じる暴言・暴力の中学教師が2024年にタイムスリップする。不適切な表現についての注意喚起テロップが何度も挿入される。

 

さて、1986年、私は大学生だったので、ドラマに登場する「不適切」な場面は全てリアルタイムに経験した。懐かしいといえば、そう。ただ、実際はあんなもんじゃなかった。学校での体罰、職場でのハラスメント等々。まあ、深夜番組はリアルに再現していると思う。

 

2024年、いまだにハラスメントやっている管理職は昔上司にやられた経験が頭から離れず、無意識にやっているケースが多い。時代が変わっている事について行けていない。

 

一方で、何でもかんでもNGになってしまう息苦しさ。それも納得。もはや何ハラスメントだか判らないものだらけ。訴えた者が勝つというルールは、CCO(チーフ・コンプライアンス・オフィサー)経験のある私でも、如何なものかと思う。一方的に(職制上の)弱者が勝者となる。通報制度で弁護士に直行されてしまうと、それだけで加害者というレッテル。勿論、冤罪の可能性あるから、しっかり調査するが。

いずれにしても、会社は徹底的にホワイトにならざるを得ない。

 

それでいて「ホワイト過ぎて成長を感じない」と若者が辞める。矛盾であり、悪循環だ。

という話題を若者に振ったら、「俺、体育会系だし、成長したいから、バシバシ鍛えて欲しいっす」。

う~ん、人によって態度変えたら差別って言われるんだよな。

 

ただ、そういう若者が当社にいてくれて、本当に嬉しい。

言えないけど。