今夜は近所がとても賑やかだった。
町内会の夏祭りが催されている
太鼓の音や盆踊り、カラオケの音楽が家の中まで聞こえてくる。
息子は夏祭りが大好きだった。車で行ける範囲は殆ど行ったのではないか
中学の時から行動派で、各町内会の盆踊りに参加していたようだ
花火大会は彼女との思い出がいっぱい詰まっていることだろう
「今日は町内会の祭り?」と聞いて来た。
抽選会で当選すると台の上に登らなければいけない。注目の的になる。
「あれが恥ずかしかった」と思い出していた。
小さい頃から、毎年恒例で家族で参加。
私が子供会や町内会の役員をしている時には売り子をやっていた。
楽しかった思い出がいっぱいだ
でも、もう参加することはない。ただ、音を聞いて思い出すだけ・・・
今日、息子がご機嫌斜めなのはそのせいだったのか
大好きな看護師さんが来なくなって心のケアが出来なくなった
新しく出会ったヘルパー君はとても気にいったようだ
「初めて会った気がせんね」なんてことを言っていた。
在宅リハビリも見ていたら、きついけど楽しく出来ている
「次、これして」と言われたら「イヤ~」なんてジョークをいれてやっている。
一か月前に比べて余裕が出て来たとPTさんが驚かれていた。
父親とのスパルタの訓練の成果が出ているのだろう。
ふざけるもんなら激がはいる真剣にしないとカミナリガ落ちる
今はリハビリに励み歩けるようになったその時には大好きな夏祭りに参加して欲しい。
もし、彼女が出来るならまた花火大会に行って楽しんで欲しい。
想い出に浸るより現実になれたらどんなにいいだろう
夏は想い出が多すぎる・・・辛すぎる。
息子が苛立つ理由は「悔しくてたまらん」そう言っていた・・・