昨夜は、涙が枯れるまで泣いた
息子の前でも泣いてしまったが、お風呂の中でひとりで思いっきり泣いた
お風呂の中だと涙も一緒に洗い流せるからいつもこうしてる。
昨日で訪問看護師さんの息子の介護が最後の日だった。
最近、息子が苛立っていたのは看護師さんとの「別れ」のせいだった
昨日はずっとため息をついていた。
「ため息ついたら幸せが飛んでいくよ」と看護師さんから言われた。
「大丈夫、幸せを掴みに行くけん」と応えた息子。強くなったね
息子から、看護師さんへの感謝のプレゼントを頼まれていた
ずっと大切に持ってられるお揃いのキーホルダー。
犬が大好きな看護師さんにワンコのキーホルダーを渡した
我が家の愛犬は訪問者にはいつも吠えて懐かない。
唯一、看護師さんだけには甘えて寄り添ってワンコ語でお話をする
そして看護師さんからはリハビリに励むようにとティーシャツのプレゼント。
息子は早速着て見せていた。綺麗なブルーがよく似合う
泣きそうになる息子に・・・
「一生、一緒におるわけにはいかんけんね。」「別れじゃないとよ、ずっと見守ってる」
病気をして息子が一番心を開けた人、一番息子のことを理解してくれた人。
相思相愛の仲
私でさえ羨む素敵な関係
キスは出来ないけれど、ハグをしてサヨナラをした・・・
これでよかったのか・・・私の勝手な決断だったのではないか・・・
リハビリよりもまだまだ必要な人だったのではないか・・・
止めどなく涙が溢れ出て私は崩れてしまいそうになった
でも、息子が「お母さん、泣いたらいかんよ。俺まで泣きそうになるやん」
「歩けるようになったら、一番に見せに行く」
息子は、寂しい辛い気持ちから次のステップへもう切り替えれているんだ
看護師さんからの卒業も成長の過程。次の課題へ旅立たねばならない。
「たまには、逢いに来るけんね」そう言ってくれた。
メールも交換した、またボケとツッコミを交わせたらいいね
明日からは新しいスケジュール、また出会いが待っている。
目標に向かって進もう、それが私たち家族の生きる希望だ
