最近、「去年はこうだったね」と息子と話す事がある。
例えば食後の歯磨きの時に・・・
息子
前は、コップの水飲みよったね。
母親
そうね～、クチュクチュペッが難しかったね。
嫌いな歯磨きを無理やり磨いてあげ、水をふくんでいたが・・・
今は自分から歯を磨き口をゆすぐ事が出来る。
朝起きてパジャマから洋服に着替える時・・・
息子 自分でするけん手かさんで～
母親 あっ、ごめ～ん。
着替えも全部してあげていたが、今では前開きのボタンを自分ではずし、
下着のシャツも脱ぎ捨てる。（シャツは柔らかい伸びる素材）
トイレへ移動する時も・・・
母親 は～い、ここまで来て。
２～３メートル位の廊下を車椅子をこいでトイレの入り口までやって来る。
今までは自分から車椅子をこごうとしなかった。
今のＰＴの先生になってからこぐ事を教えてくれた。
右手のみで左のタイヤもこぎ調節しながらだから遅いけど・・・
薬を飲む時も・・・
小さいジッパー付のビニール袋に６錠入れているのだが
右手でジッパーを開けて薬を取り出して飲み込む事が出来るようになった。
前は飲み込めずに噛んでいた。苦いはずなのに「甘い」と言っていた・・・
1年・・・半年前に比べると自分で出来る事は増えてきている。
これからももっと増えていくと思う。本人のやる気と本気だ。
起立する事、歩行する事もやる気と自身がつけばきっと変わってくれると思う。
私は気長に、少し援助して見守りながら待つだけだ。
