先日(9月5日)は、2ヵ月振りの眼科受診日でした。


先ずは2ヵ月間の症状変化を振り返ると・・・


前回受診時(2ヵ月前)の記事で、黒っぽい物のコントラストや細かな凹凸(おうとつ)が認識しづらくなったと、眩しさや歪みが増したとご報告しましたが、


最近は、白内障手術前ほどではないにせよ、逆光時やLED照明下では眼鏡が汚れているのではないかと勘違いするほど霞みが目立ち、


夜に信号や街灯を見れば、光源を中心にタンポポの綿毛のようにボヤッと光が拡散するのをハッキリ認識するようになりました。


そのため地下街や市街地などの光源の多い所が苦手で、特に赤やオレンジの光源が目に刺さるため、


夜間外出時は、それらの色と(ほぼ)補色関係にある薄いブルーの度付きサングラスを掛けるのが習慣化してしまいました。(昼間はブルーの光を抑えるためブラウンのサングラスが手放せません)


が、そこは素人の浅知恵ゆえ、美術の授業よろしく色の三原色を勉強し直し、サングラスの色を試行錯誤するものの今一つしっくり来ません。


以前コメントで教えていただいた、よりピンポイントで光の遮蔽効果が期待出来る「遮光眼鏡」を調達しようと、本気で検討を始めた次第です。


一方で、半年ほど前から重症筋無力症の症状、複視の悪化で眼位のズレが大きくなったのか、左眼に抑制が掛かり、右眼のみで見る単眼視が定着。


慣れとは怖いもので、単眼視のため左右の視野が狭いこと、立体視が出来ないこと、距離感が掴めないことを忘れ、


慎重さも失せたことにより、あちこちぶつかったり、段差を踏み外したりすることも多くなりました。(これは単なる不注意ですが・・・)


また、白内障手術後はスマホ画面を裸眼で見ているのですが、最近めっきりスマホとの距離が近くなってしまい、視力低下を実感しています。


眼鏡を掛けても視力低下は明らかで、視力低下もあちこちぶつかる原因の一つと考えています。


普段は、諸症状をなるべく意識しないようにしているのですが、否が応でも目に入るためそうも行かず、ストレスフルな生活を余儀なくされています。


前置きが長くなりました。受診結果を以下にご報告いたします。





効き目である右眼の裸眼視力と、両眼の矯正が低下しており自覚症状と合っていましたが、諸症状がありながら中心視野は健気にも頑張っていました。



【先年4月からの裸眼視力の推移(右端が今回)】

左眼

0.08⇒0.10⇒0.08⇒0.08⇒0.08⇒0.08⇒0.08⇒0.08

右眼

0.12⇒0.15⇒0.20⇒0.15⇒0.12⇒0.10⇒0.10⇒0.08


【昨年4月からの矯正視力の推移(右端が今回)】

左眼

1.20⇒1.20⇒1.50⇒1.50⇒1.20⇒1.20⇒1.20⇒1.00

右眼

1.20⇒1.20⇒1.50⇒1.50⇒1.20⇒1.20⇒1.20⇒0.90



眼圧は両眼とも前回同様の14で、安定を通り越して不動の数値を叩き出しました。



【昨年4月からの眼圧の推移(右端が今回)】

左眼 15⇒14⇒14⇒13⇒14⇒15⇒14⇒14⇒14

右眼 14⇒14⇒14⇒14⇒14⇒14⇒14⇒14⇒14



冒頭の症状の変化を主治医に報告すると・・・



『霞みは緑内障や網膜変性症で説明が付きますが、今回右眼に初期の後発白内障が見つかったので、それも影響していると思います』



『歩いている時にぶつかるのは、視野欠損(緑内障)も関係していますが、重症筋無力症による左眼の抑制(単眼視)の影響が強いと思います』と主治医。



初耳の『後発白内障』とは何ぞやと主治医に確認すると、白内障手術後に人工レンズと袋状の膜との隙間に細胞が増殖して濁る、20%位の頻度で発生する合併症とのこと。



治療は、5分程度のレーザー照射で濁った袋状の膜(後嚢)を取り除くという簡単なもの。



後発白内障になったからとして必ずしもレーザー治療が必要となる訳ではなく、私の場合、今後更に視力が低下すればレーザー治療を検討するとのことのでした。



⬇日本白内障学会のホームページから画像をお借りしました。



昨年3月の白内障手術後に期待したほど眼圧が下がらなかったため、今後の緑内障の治療方針を主治医に確認すると・・・



重症筋無力症の治療でステロイドや免疫抑制剤を服用していることによる感染リスクや、



眼圧が下がり過ぎて網膜変性症による歪みが更に酷くなるかもしれないリスクなどから手術の選択肢は無く(従来から同様の見解)、



次回受診時(2ヵ月後)の視野検査の結果を見て、点眼薬を1剤追加するか否かを判断したいとのことでした。



様々な要因から緑内障の治療法が限定されるのは致し方ないことと理解しているつもりながら、点眼薬1剤の追加しか残されていないのは寂しいところ。



緑内障に限らず諸症状が悪化するのをただ傍観するしかないのは、やるせない気持ちではありますが、



あがいてもしょうがないと割り切って、これからもブログタイトル通り、あせらず・のんびり行きます。





話は変わって、先々週に両親と一緒にお墓参りに行きましたが、その後の父の状態は安定しているらしく、先ずは一安心というところです。



今月20日頃に父が通院する予定で、その際、主治医が父に膵臓癌の緩和治療を受けさせるか否か(入院させるか否か)の判断をすると思われますが、本人希望通りに入院が回避(延期)出来ればと願っています。



私はというと、ステロイド減量に加え猛暑の影響で、度々呂律が回らくなるなど重症筋無力症の症状が悪化傾向ではありますが、何とか都合を付けて父の通院に同行したいと考えています。



今が踏ん張り所。気合で乗り切ります。

 


今回は症状などを詳細にお知らせしたものの、結果、纏まりの無い駄文をダラダラと綴ってしまいました。申し訳ありません。



では、皆様もどうぞご自愛ください




 

経緯 ※緑文字は緑内障関連


2015年10月 人間ドックにて緑内障(疑い)の指摘

2015年12月 複視を自覚

2015年12月 緑内障診断(左眼:中期、右眼:初期)

 ※ラタノプロスト処方(両眼)

2016年  1月 ドライアイ診断、ジクアス処方

2017年  1月 複視が悪化 ⇒ MG治療へ

2017年  2月 シェーグレン症候群(疑い)の診断

2017年  6月 左眼欠損拡大によりエイゾプト処方

 ※左眼 : ラタノプロスト・エイゾプトの計2剤

 ※右眼 : ラタノプロストの1剤

 

2019年  2月 後部硝子体剥離(左眼)の兆候

2019年  6月 左眼欠損拡大によりアゾルガ処方

 ※左眼 : ラタノプロスト・アゾルガ(配合剤)の計3剤

 ※右眼 : ラタノプロストの1剤

2020年  3月 後部硝子体剥離(左眼)

2021年  1月 後部硝子体剥離(右眼)

2021年  5月 緑内障末期一歩手前(左眼)の診断

2021年  7月 変視症を自覚(両眼)

2021年  9月 左眼にSLT(レーザー線維柱帯形成術)

2022年  3月 眼圧低下も期待して白内障手術(両眼)

2022年  4月 緑内障末期(左眼)、中期(右眼)の診断

 ※白内障手術後に眼圧下がらずアゾルガ(両眼)復活

2022年  7月 眼圧下がらずラタノプロスト復活

 ※左眼 : ラタノプロスト・アゾルガ(配合剤)の計3剤

 ※右眼 : ラタノプロスト・アゾルガ(配合剤)の計3剤

2022年11月 変視症は網膜変性症が原因との診断

2023年  1月 ジクアスをジクアスLXに変更