3週間前からステロイドを1㎎減の10㎎服用するようになってから全身の脱力、倦怠感、筋肉痛に悩まされていました。


それも更に悪化した複視と視野欠損と変視症による鬱陶しい視界と、なぜだか音量が増した耳鳴りが見事に演出してくれるというオマケ付きで。


たかが1㎎、されど1㎎。侮れません。


そんなこんなで誤魔化しながら過ごしていたところ、昨年春頃から徐々に実家の母の言動が怪しくなって来たことから、通院日に同行して神経内科の母の主治医に状況を説明しました。


⬇️実家に向うバスの車窓からの風景。最高気温も氷点下の日が続き、まだ北海道は冬真っ盛りです。


主治医としても、母は自分の意思をハッキリ伝えることが出来て行動的で、短期記憶にも問題が無いなか、徐々に話の内容に辻褄が合わなくなって来ていることが気になっていたとのこと。


私の説明を聞いて合点がいったようで、詳しい事は省かせていただきますが作話と幻聴が決め手となり即刻老人性鬱から認知症に診断が変わり、


まだ確定前ながらアルツハイマー型認知症を前提とした治療が開始され、即日メマリー(メマンチン塩酸塩)の服用となりました。


今週追加の検査で確定診断となるようです。


主治医から要介護への介護区分の変更を急ぐようにとの指示を受け、その日の午後にケアマネさんに来ていただき区分変更手続きを進めるとともに、


ケアマネさんからいただいた情報を基に母が入所する施設の候補を3ヵ所まで絞り、雪解けとともに見学、入所というところまで一気に進めました。


母の入所した施設に認知症で別施設に入所している父を合流させるという高度な?作戦でありながら、


私の病状を考慮しつつ父母の入所施設を選定していただいた、また、普段から私に変わりきめ細やかなサポートをして下さるケアマネさんには感謝の念に堪えません。




ケアマネさんが言うには、母は短期記憶がしっかりしており毎日食事を作り行動的でもあるため、判定会議では意見が分かれるのではとのこと。


主治医の『区分変更を急ぎなさい!』との緊迫感のある発言があったこともあり、


外形的には身体・生活・認知機能に問題が無いかもしれないものの作話・幻聴があり、


また、金銭感覚も失われつつあり、社会との適応が難しくなっていることなどを踏まえて判定会議内での助言をケアマネさんにお願いしました。




母の行動力が失われていない後日談です。神経内科の受診日の翌々日に母から電話があったのですが、


落雪で自宅のサイディングに穴が空いたらしく、母が地力で保険会社本社に電話して保険代理店の連絡先を探り火災保険の手続きをするとともに、業者に修理の発注まで済ましたとの報告がありました。


念のため保険代理店には私からも電話を入れたのは言うまでもありませんが・・・


この行動力が、私を含め主治医やケアマネさんの判断を鈍らせたのだと認識するとともに反省した次第です。


認知症は人それぞれのため、判断は本当に難しいものですね。




先週水曜日に実家に日帰りで行って色々あったこともあり、金曜日にどうにか足を引きずりながら出社したものの、それ以外は布団から出られず四六時中寝てばかりでいました。


やっと今日になって少し回復したため記事をアップした次第です。


左右両手の握力は、ペットボトルを開けられる15kg前後をどうにか保っており、体力温存しながら取りあえず母の入所まで頑張ります。


では、皆様もどうぞご自愛ください。




【追記】

アルツハイマー型認知症で入所している義母の施設に着いた途端、突然の横殴りの雪。ホワイトアウトでしばらく身動きが取れませんでした。
春はまだ先のようです。