昨日(9月20日)、2ヶ月振りに受診しました。


この数週間は、複視の悪化により眼位のズレが大きくなった影響で両眼で見た画像が全く重ならず、そのため左眼の欠損が頻繁に視界に入るようになりました。



単純に画像がダブルのではなく、欠損部分がまるで膜を貼ったようにノッペリと霞んで見えるので、PC画面を見るときは左眼を瞑って凌がなければならないほど。



更に変視症も、今までの横線に加えて縦線の歪みも認識したり、ドライアイの悪化で常に角膜がカサカサ、ヒリヒリするなど、人知れずストレスフルな環境に置かれていました。



常時「キーン」と聞こえる高音の耳鳴り、重症筋無力症(MG)による脱力、母指CM関節症による左手親指の痛み、味覚障害(最近復活)という古参の諸症状がハーモニーを奏でてくれたのは言うまでもありません。



そんなこんなで今回の受診に臨んだことから若干、主治医を追い込む場面もありましたが、



そこは百戦錬磨の主治医、見事にはぐらかされて、それによりストレスを更に溜めるという情けない状況に陥ったのはナイショの話しです。



前フリが長くなりました。



受診結果をかい摘んで申し上げれば、眼圧は両眼とも14で前回と変わらず、白内障手術と点眼薬再開による効果(眼圧低下)が確認出来ないため、



2ヵ月後の視野検査(30-2)により今後の治療方針を決めるとのこととなり、



ドライアイは案の定悪化していたため、新たに点眼薬としてムコスタが追加処方され、ジクアスと交互に使用して効果を確認とのことになりました。





なお、変視症については今回も眼科的には説明が付かないとのことだっため、



膠着状態を脱するべく、耳鳴りや味覚障害も合わせて一度脳神経外科で診ていただこうかと考えています。



他科との連携が上手く行かないのは慣れており、想定内のこと。



脊柱菅狭窄症治療も脳神経内科医から紹介状を頂けずに自力で(たまたま)整形外科の脊椎専門医に辿り着いた経験から、今回もボチボチ脳神経外科周辺を開拓してみようと思います。





今回の記事も前の整形外科受診時の記事同様、体裁を変えて経緯と受診記録を以下に記しました。ご興味のある方はご覧ください。



では、皆様もどうぞご自愛。





経緯 ※緑文字は緑内障関連


2015年10月 人間ドックにて緑内障(疑い)の指摘

2015年12月 複視を自覚

2015年12月 緑内障診断(左眼:中期、右眼:初期)

 ※ラタノプロスト処方(両眼)

2016年  1月 ドライアイ診断、ジクアス処方

2017年  1月 複視が悪化 ⇒ MG治療へ

2017年  2月 シェーグレン症候群(疑い)の診断

2017年  6月 左眼欠損拡大によりエイゾプト処方

 ※左眼 : ラタノプロスト・エイゾプトの計2剤

 ※右眼 : ラタノプロストの1剤

2019年  2月 後部硝子体剥離(左眼)の兆候

2019年  6月 左眼欠損拡大によりアゾルガ処方

 ※左眼 : ラタノプロスト・アゾルガ(配合剤)の計3剤

 ※右眼 : ラタノプロストの1剤

2020年  3月 後部硝子体剥離(左眼)

2021年  1月 後部硝子体剥離(右眼)

2021年  5月 緑内障末期一歩手前(左眼)の診断

2021年  7月 変視症を自覚(両眼)

2021年  9月 左眼にSLT(レーザー線維柱帯形成術)

2022年  3月 眼圧低下も期待して白内障手術(両眼)

2022年  4月 緑内障末期(左眼)、中期(右眼)の診断

 ※白内障手術後に眼圧下がらずアゾルガ(両眼)復活

2022年  7月 眼圧下がらずラタノプロスト復活

 ※左眼 : ラタノプロスト・アゾルガ(配合剤)の計3剤

 ※右眼 : ラタノプロスト・アゾルガ(配合剤)の計3剤





受診記録


9時過ぎに病院へ入る。



先客は5名。程なくして検査室に呼ばれる。


複視の悪化により左眼の欠損が視界に入るためか視界が霞んで見えること、


変視症は、今までの横線だけでなく縦線も歪んで見えるようになったことを視能訓練士さんに報告して検査に入る。


屈折率の測定装置を活用した、恒例の複視、重症筋無力症(MG)のセルフチェック・・・


⬇️今回は回旋斜視がいつにも増してが強く出ているようで、気球の傾きが左右とも大きい。


【右眼】

【左眼】
(⬆️ニデックさんのHPからお借りした画像を加工)


片目を隠した検査用の眼鏡を掛けると、今度は視力検査用のモニターも傾いて見えるが、


幸いにも裸眼視力と矯正視力は安定しており、両眼の白内障手術を受けて良かったと改めて実感。


【裸眼視力(白内障手術後) / 前回 ⇒ 今回】

 左眼 0.08 ⇒ 0.10

 右眼 0.12 ⇒ 0.15


【矯正視力 / 前回 ⇒ 今回】

 左眼 1.20 ⇒ 1.20

 右眼 1.20 ⇒ 1.20



一連の検査が終わりロビーで待機していると、程なくして診察室に呼ばれる。


角膜チェック、アプラでの眼圧測定後に主治医からの説明。


『両眼の角膜に傷が付いています。特に左眼の傷が広く深い状態です。霞みの原因の一つかもしれません。』


『冬季の乾燥で更に酷くなる前にムコスタを追加処方して効果を検証したいと思います。ジクアスは1日6回の点眼ですが、そのうち2回をムコスタにしてみてください。』


『相変わらず歪んで見えるのですね。ただ、OCT画像を見ても強度近視のため眼球後方が突出していますが、歪みを生じる程ではないと考えます。』


『また、両眼とも黄斑部が綺麗なため歪みの原因は現時点で特定出来ません。』と、主治医。


「正方形を見ると、以前は横線が波打っていたが、この頃は縦線も波打っている。」と言いかけたところで主治医の説明で遮られる。(以後失念)


『眼圧は左右とも14です。前回と同じです。』


【眼圧 / 前々回 ⇒ 前回 ⇒ 今回】

 左眼 15 ⇒ 14 ⇒ 14

 右眼 14 ⇒ 14 ⇒ 14



昨年9月ののSLT(レーザー線維柱帯形成術)、今年3月の白内障手術後も眼圧は下がらず、その後に再開した点眼治療でも眼圧が下がらないのは何故かと、主治医に確認してみると・・・



『白内障手術が3月。手術前の眼圧は14〜16で推移していましたが確かに下がっていませんね・・・』と、主治医はカルテを見ながら固まっている。



3月の白内障手術前に大学病院で眼圧の日内変動検査を受けた際、夕方以後に眼圧が20を超えていた。もう少し眼圧を下げた方が良いのではと、主治医に問いかけてみると・・・



『午前中で眼圧が14ですからね・・・』


『次回(2ヵ月後)に視野検査(30-2)をします。欠損の進行具合、眼圧の状態などを見ながら今後の治療方針を考えます。』と、主治医。



その後は新たに処方されるムコスタ点眼薬の使用方法などの事務的な話に終始。



2ヵ月後の緑内障の治療方針検討は良しとして、視界の霞みや歪みについてはいつも通り、尻切れトンボで終了。



消化不良でモヤモヤした状態ながら、これ以上議論しようにも堂々巡りになりかねないため点眼薬の必要数を伝え、診察室を出ることにした。