先日(7月22日)、6週間振りに受診しました。



本来は2週間後の予約だったのですが、視野欠損と変視症が気になるため前倒しで受診したものです。



3週間ほど前から、左眼の視野欠損が頻繁に視界に入るようになりました。お陰で今は違和感満載の状態です。



特に歩道(アスファルト)や砂利道で下を向いて歩いている時が顕著で、



視野欠損のあるところが黒っぽかったり、ボケたり、ノッペリと塗りつぶされたように見えます。



重症筋無力症の常時複視があるため脳内で補正出来ず、以前から欠損を認識することがありましたが、その頻度が高く、より鮮明になりました。



緑内障末期である左眼の視野欠損が更に進んだのでは、と考えたものです。



⬇️右眼で見たアスファルト地面。特に違和感はありません。



⬇️左眼で見たアスファルト地面(イメージ)。左眼のみで地面を見なが歩くと吐き気を催します。



⬇️両眼で見た感じです。左眼の欠損が複視(重症筋無力症由来)のせいで何となく判ります。


変視症はというと、PC画面などを見ている時、画面の歪み(特に横線の歪み)が以前よりハッキリ、クッキリ見えるようになり、



視野欠損も加担してか、左眼のみでPC画面を見ると吐き気を催するようにもなりました。



また、左眼ほどでは無いにせよ右眼でも歪みを認識するようなり、新手の参入には閉口するばかり。



そんなこんなで異常を感じたため、予定より2週間前倒しで受診した次第です。





受診結果です。



OCT(光干渉断層撮影)と医師による眼底検査の結果、網膜に異常が無く、視力低下も無いことから、



『白内障手術後の後遺症であった眼球内の濁りが改善したため視野欠損と変視症をより認識しやすくなったのではないか』との主治医の説明でした。



【裸眼視力 / 前回 ⇒ 今回】

 左眼 0.10 ⇒ 0.08

 右眼 0.15 ⇒ 0.12


【矯正視力 / 前回 ⇒ 今回】

 左眼 1.20 ⇒ 1.20

 右眼 1.20 ⇒ 1.20



原因が判り取りあえず安心しましたが、まだ左眼の剥離した硝子体内に濁りが残っているため、



『その濁りが改善したら更に視野欠損などがハッキリ見える』との有り難い予言をちょうだいするという、おまけが付いたのには参りました。





もう1つの関心事の眼圧はというと、白内障手術と術後に再開した点眼薬(アゾルガ)の効果も怪しく、全く下がる気配が無いため、



以前使用していた点眼薬、ラタノプロストが追加となり、アゾルガ(配合剤)と合わせた3剤による点眼治療に戻るという残念な結果に終わりました。



【眼圧 / 前回 ⇒ 今回】

 左眼 14 ⇒ 15

 右眼 14 ⇒ 14





【白内障手術前の点眼】

 ラタノプロスト 両眼(夜)

 アゾルガ 左眼のみ(朝夜)



【白内障手術後の点眼】

 ラタノプロスト 両眼(夜)

 アゾルガ 両眼(朝夜)



アゾルガは、白内障手術前は左眼のみだったのが術後は両眼となったため、ドサクサに紛れて?治療が強化されたようです。





治療当初から点眼治療で思ったほど眼圧が下がらず、左眼の視野欠損が拡大しつつあったことから、



昨年9月に左眼のみSLT(レーザー線維柱帯形成術)を受けました。



SLTを受けたものの一向に眼圧が下がらなかっため、今度は眼圧低下をも期待して、今年の3月に白内障手術を受けましたが、



それも効果が認められず、やむなく点眼治療を再開したというのが昨年来の経緯です。





直ぐに緑内障手術とまでは行かないものの、視野欠損の進行具合では早まりそうな主治医の口振りが気になりました。



以前の主治医は、ステロイドを服用している限りにおいて、感染症リスクから緑内障手術には消極的なスタンスでしたが、



今回は『抗菌点眼薬で感染リスクを抑えられるため大丈夫』との発言があったことから、主治医も腹を括ったのだと(勝手に)理解しました。





いつの間にか、左眼のみでまともに歩けず、まともにPC画面を見ることが出来なくなったのには驚きました。



緑内障末期の左眼の治療の最終章が近そうですが、既に機能的には期待出来ないため、



まだ中期の右眼の視野欠損を拡大させないのが、今後のメインテーマとなりそうです。



あがいてもしょうがないため、精神衛生上「なるようになるさ」と深く考えないようにします。





暑さから来る重症筋無力症の症状悪化で、この分量の記事を書くにも数日掛かってしまいました。


体のダルさもさることながら、精神的にも余裕が無かったというのが本当のところです。


今回はいつもの詳細な(悠長な?)受診記録は割愛させていただきました。また、更新頻度も低くなると思います。


出来る限り体力を温存して、夏を乗り切るのを優先します。


では、皆様もどうぞご自愛ください。