6月20日の大腸内視鏡検査の記事です。
検査による一時的な体調悪化からようやく回復して、記事をアップ出来ました。(なお、綺麗な話題ではありません。ご了承ください。)
先ずは検査結果です。
と、宣言したものの鎮静剤の影響から、大腸のヒダらしき所にポリープが鎮座しているPC画像と、
『6㎜程のポリープを切除しました。2週間後に受診してください。』などの断片的な医師の説明しか記憶にありません。
検査中はもちろんのこと、内視鏡検査が終わった時の記憶は全く無く、
看護師さんに体を揺すられながら『終わりましたよ!』と声掛けされるまで、回復室のベッドで爆睡していました。
ちょうど1時間寝ていたそうです。
ベッドから起き上がる際、私が粗相した枕元に広がるヨダレを看護師さんが布のような物でサッと隠したのに気を取られながら、注意メモ⬇️を渡されて検査終了を理解。
その配慮に対して感謝しつつ、フラフラ更衣室に移動して検査着から私服に着替えた次第です。
その後は冒頭の医師からの説明に繋がるのですが、ハッキリ覚えていないのは先ほどお伝えした通りです。
そんなこんなで今年もポリープを切除していただきましたが、昨年も切除しているため、意図せず2年連続となりました。
今回切除したポリープは、昨年の検査後に発生して、この1年で一気に成長した物なのか、それとも昨年の検査時に見落とされていた物なのかは判りません。
ただ、今回含めて4回の大腸内視鏡検査を受けて、漏れなく4回ともポリープを切除していることから、出来やすい体質と自覚した方が良さそうです。
『便潜血検査では大腸癌と違い、大腸ポリープの早期発見にはなかなか繋がらない。大腸ポリープの早期発見には内視鏡検査が有効。』と、過去に医師に言われたことを思い出しました。
確かに過去4回、大腸内視鏡検査を受けた年の人間ドックで、便潜血検査が陽性だったのは1回だけでした。
身を持って『大腸ポリープの早期発見には内視鏡検査が有効』と証明したようなものです。
大腸内視鏡検査が、毎年の恒例行事になりそうな予感。考えただけで頭が痛くなりますが・・・
話は変わって、アバウトな記憶ながら、統計的にはポリープの大きさが5㎜を超えると癌化の確率がトンと跳ね上がり、数%が癌化しているとのこと。(1cmを超えると更に確率が跳ね上がるという構図)
今回切除した6㎜のポリープが、癌化率の高いグループに入るとして、
持病の先天性内反足が0.1%〜0.2%、重症筋無力症が0.01%〜0.02%の罹患率であり、それらと比較した場合、癌化の確率が一桁も二桁も違うことから、
「一生で、男性の3人の内2人(66%)はがんになる」という単なる一般的な話しとして傍観していたものが、俄然、現実味を帯びるようになりました。
癌は意外と身近な存在でした。(新たな発見)
慌てず騒がず、2週間後の病理検査の結果を待つことにします。
余談ですが、今回、腸管洗浄剤の服用中に頭痛などの症状が出たのと、内視鏡検査日の翌日まで水様便が続いたのには本当に閉口しました。
下剤、腸管洗浄剤の影響で一時的に脱水症状になり、脳脊髄液減少症の症状が顔を出したのだと思います。(たぶん)
ポリープ切除の翌日も下痢を繰り返すたびに体力が削がれて行くという最悪な状態でした。
重症筋無力症の症状がさほど悪化しなかったのには助かりました。不幸中の幸いです。
3月の白内障手術、4月の脊柱菅狭窄症手術、今回の大腸ポリープ切除と、続けざまに体に負荷を掛け過ぎました。
しばらくのんびりして、体力回復を優先します。
では、更に悠長な内容ですが以下に受診記録を記します。ご興味のある方はご覧ください。
【6月19日、検査日前日】
前日の食事は、昨年同様、3食とも病院指定の大腸検査食のエネマクリン⬇️のみ。
⬆️3食合計で835キロカロリーしか無い。デトックス効果をも期待しつつ空腹に耐えることにする。
昼食後に下剤を服用。(前回は夕食後の服用)
夕食(と言ってもコーンポタージュのみ)を18時に取って、19時からいよいよ腸管洗浄剤の服用開始。
今回の腸管洗浄剤はピコプレップで、前日夜と当日朝の2回に分けて服用とのこと。
過去3回の大腸内視鏡検査で用いた腸管洗浄剤は、今回とは異なるムーベン。当日朝のみの服用だったので、何だか勘所が掴めない。
単純に2回に分けるのは面倒な気がするが、取りあえず150mlの水にピコプレップを溶かして飲んでみることにする。
これ自体は、甘酸っぱくて飲みやすい。
その後は水、お茶、スポーツドリンクなどで250mlずつ5杯、合計1,250mlの水分を3時間程で飲むことだけにひたすら集中する。(摂取する水分の半分以上は、水以外の指定有り)
昼食後に服用した下剤の助けもあり、順調にトイレへ駆け込むことに・・・
合計で4回トイレに籠もったが、次第にお出ましになる物の形が無くなるのが判る。
それに比例して(反比例して?)、座っていると、次第に胸がムカムカして、フワフワした感じで目が回りそうになる。
後半は頭痛も参入する次第。
耐えられず布団に潜り込むが、頭のガンガンと響くような痛み、胸のムカムカは消えない。
脱水による脳脊髄液減少症の症状のような気がするが、取りあえず翌朝は早いため、23時に就寝することにする。(結局、1時過ぎに頭痛が弱まり就寝)
【6月20日、検査日当日】
5時前に起床。
頭痛と胸のムカムカは少し弱まっているが、椅子に座り続けるのは辛い。
取りあえず指示通りにステロイド他、重症筋無力症などの常用薬を服用する。
常用薬服用の1時間経過後の6時から、前日の続きピコプレップ(腸管洗浄剤)の第2ラウンドが開始。
今回は150mlの水にピコプレップを溶かして飲むまでは同じだが、
レシピには水、お茶、スポーツドリンクなどは250mlずつ3杯、合計750mlを2時間程で飲めとの記載。
昨夜のトラウマもあり出来れば飲みたくなかったが、ここで止めれば前日の作業が無駄になると言い聞かせ、2時間で飲み干すべく気合いを入れる。
3杯は容易いと侮っていたが、何故か昨夜の5杯よりキツい。コップを口に当てるだけで気が滅入る。
体調の悪そうな私を見て家内が心配しているが、「大したことない。大丈夫!」と減らず口をたたいて平静を装う。(昭和生まれのオヤジの意地)
2回目のトイレで、決して綺麗な物では無いが、見た目が綺麗な状態になったため、12時過ぎに自宅を出るまで蒲団に横になって安静にしていることにする。(その後の2回も綺麗な状態を維持)
12時頃にアプリでタクシーを呼び、12時半頃に病院へ入る。
受付を済ませ、トイレに寄り道して残存物を出し切ってから内視鏡室に入り、更衣室で穴開きパンツ、検査着に着替えて、しばしの待機。
ほどなくして看護師さんに呼ばれ、前処理室で点滴を入れてもらい、いざ内視鏡室へ。
検査台に横になるや否や、『心疾患と緑内障の患者さんです。』と、看護師さんが医師に念を押すように伝えている。
確か問診票には、心臓疾患、緑内障、糖尿病、前立腺肥大症などの疾病の有る無しをチェックする項目があり、
「緑内障」は迷わずチェックしたものの、「心臓疾患」のチェック欄には?をつけて余白に「軽度の虚血性心筋症で未治療、経過観察のみ」と記載していた。
脊柱菅狭窄症の術前検査でも、心電図検査で虚血性心筋症特有の波形が出て大騒ぎになったのを思い出す。
軽度であっても立派な心臓疾患なのだと認識。
過去から腸の蠕動を抑える薬は、眼圧の上がらない緑内障患者用を使用していただいていたが、心臓疾患の患者用の何かもあるのかもしれない。
医師はゴソゴソと何やら準備に忙しそうで、確認しようにもタイミングが掴めない。
膝を曲げて半ケツ状態の何とも情けない格好で横たわっている最中、穴あきパンツの真後ろに看護師さんが立っているのが判り、
いい歳こいて急に羞恥心が芽生えて、確認するのもすっかり吹っ飛んでしまった。
『はい、鎮静を入れますね。』との医師の掛け声があったかと思うと、あっと言う間に意識を失う。
看護師さんから『終わりましたよ。着替えてください。』との声掛けで目が醒める。
検査が終わってから1時間経過しているとのこと。
ベッドから起き上がる際、私が粗相したと思われる枕元に広がるヨダレを看護師さんが布のような物でサッと隠している。
きめ細かな配慮と、プロの手際の良さに感心しつつ、看護師さんから注意メモを受け取る。
メモを見て終わったのだと実感。
1時間程は水分を取るないようなことが書いてあり、ボーッとした頭をフル回転してポリープも取ったのだろうと推察した次第。
着替えた後、診察室にて医師から説明を受ける。(頭がスッキリせず、おぼろげな記憶です⬇️)
『6㎜程の大腸ポリープが1つ見つかり、切除しました。念のため病理検査に出します。2週間後に受診してください。』と、医師。
医師に促されてPC画像を見ると、腸のヒダあたりにポリープらしき物があるのがわかる。
昨年同様、「はい解りました。」と答えるのがやっとで、他に何か会話したのかも不明。
簡単に会釈して診察室を出る。
精算を終え、ロビーでポカ○スエッ○をがぶ飲みして、懸念していた低血糖に陥ることもなく無事帰宅。
今回のミッションは取りあえず一旦終了しました。
ポリープに何も問題が無いとの前提ですが・・・
今回の検査は今までで一番キツイものでした。
次回に繋げます。
では、皆様もどうぞご自愛ください。