3月15日(入院2日目)


2日目の日内変動眼圧検査は、医師が30分遅刻したため0時30分のスタート。


今朝から術前点眼としてレボフロキサシン点眼(抗菌薬)が始まり、にわかに臨場感が高まって来た。



眼圧検査の合間をみて午前に血圧脈波検査を、午後にハンフリー視野計による視野検査を受ける。


血圧脈波検査は、過去に高血圧治療を受けていた時に何回か経験があるが、冠動脈には軽度狭窄と頸動脈にはプラークがありながら、


年相応に血管の弾力性は保たれているとの検査結果だったと記憶している。


今回も問題は無いと思う。(たぶん)




ハンフリー視野計による静的視野検査は少々難儀。


昨日受けたゴールドマン視野計による動的視野検査は過去に3回の経験しかなく、勝手が解らず最後まで上手くボタンが押せなかったが、ハンフリー視野計は勝手知ったる検査で、ストレス無く受けることが出来た。


と言いたいところだが、検査などで疲れて来たのか両瞼とも下垂気味のため、視能訓練士さんに上瞼に絆創膏を貼り持ち上げていただく恒例の儀式から入ることになる。(幸先が悪い)


検査が始まると、かかりつけの眼科病院の機械とは異なり、光の点灯と同時に「ピッ」という音が鳴らない。


いつもは「ピッ」と音がしたら必死に光点を探すため、弱い光点でもどうにか見つけることが出来たが、今回は弱い光点が探せず焦るばかり。(実際は光点が見えてなくても音に反応して反射的にボタンを押していることもあったが・・・)


どうにか右眼が終わると、休むこと無く左眼へ。


欠損が右眼より広がっていることもあり、案の定左眼では更に光点を探すのがキツい。


光点を探す ⇒ 疲れる ⇒ 光点を探す ⇒ 疲れる ∞


この無限ループに近い作業を繰り返していると疲れがピークに達したのか、目を瞑ると眼球がグリンと反転するようになり、


検査中は視線を装置の中心に固定しなければならないものの、肝心の中心を見失うこともしばしば。


益々焦るの悪循環。


光点を上手く探すことが出来ず、いつの間にか検査が終了。(惨敗の予感)




夕方、医師から手術の説明を受ける。



主な説明内容は術式、リスクと手術目的の3点。


術式は一般的。眼内レンズを入れるというもの。


眼鏡を掛けることに慣れているため、生活パターンを考慮して書類やPCをが裸眼で見えるよう手元距離で焦点が合う単焦点レンズをチョイス。


リスクは、眼内炎や出血などによる再手術等々。


手術目的は、視力回復(本来の白内障手術目的)に加え、眼圧低下効果による緑内障進行を抑えるという予防的措置も兼ねていること。


医師が手書きで加筆した丁寧な説明書類を基に確認作業を行う。


事前に説明を受けていた内容通りのため、特に疑問無く終了。


そこで、昨日来の日内変動眼圧検査の状況を確認してみると・・・


眼圧は両眼とも14〜17で推移しているが、昨日の18時は右眼21、左眼18で少し高かったとのこと。


白内障手術後の眼圧次第では緑内障手術も近そうな気配。先ずは術後の状態が気になるが、眼圧低下を祈るばかり。




ご参考までに簡単ですが入院記録を残します。


では、皆様もどうぞご自愛ください。



(以下が追記部分です。)

この記事をアップした直後、家族が発熱外来に掛かりPCR検査を受けたとの連絡を受けました。症状は微熱のみながら、念のため勤務先の指示で受けたようです。


私には症状がありませんが、すぐさま緑内障の日内変動眼圧検査は中止となり個室に隔離されました。


病院内では消毒作業などでバタバタしており、ご迷惑を掛けています。


明朝の家族のPCR検査結果次第では手術が延期になるようです。


取り急ぎご報告まで。