【入院5日目(12月7日)】

眠剤の効果も空しく、一睡もできずに完徹。


これも症状改善に向け、体の中でステロイドが暴れている証拠。


大切な儀式。(勝手な解釈)


朝、ベッドから起きるとまだ高揚感がある。
複視、体ともすこぶる良好。


恐るべし、ステロイドパルス❗


下方・正面・左右の視界の複視が消え、上方視界に残っているのみ。
 

眼位のズレを、元気になった外眼筋が頑張って補正しているのが判る。


上方視界、特に左上の頑固な複視は、眼位のズレが大きすぎて、元気になった外眼筋でも補正出来ずに残っているのかもしれない。


頑固な眼位のズレは、4年間に渡る常時複視のツケか。


午前中、ベッドに横になるが、眼が冴えて全く眠くならない。寝るのは諦める。


3時頃、家内が面会に来る。


家内と話しはじめて最初の30分は、瞼がパッチリし、精気もみなぎっていたが、


左瞼が下垂したと思うと、次第に顔の表情が乏しく、声が小さく、言葉も不明瞭となる。


徐々に体全体からエネルギーが失われていく。椅子に座っているのが辛い。


小一時間、他愛のない話しをした後、時間オーバーと察し、家内は帰宅。


夕食までベッドで休憩。


夕食後、夜勤の看護師さんから眠剤と下剤をいただき、臨戦態勢を整える。


看護師さんが言うには、眠剤を服用すると一時的に脱力が増進することがあるらしい。


昨日、一昨日とそれぞれ違う看護師さんから眠剤をいただいたが、その説明は無かった。


2日とも脱力が増進しなかったのか、それとも増進の程度が小さく気付かなかったのか、今となっては判らない。


少しでも脱力を感じたらコールするようにとのこと。


眠剤・下剤服用後、就寝時刻の21時入眠。


夜中の1時頃、トイレに起きる。


体に力が入らない。どうにか立ち上がっても足が前に出ない。


これが一時的な脱力増進なのかと、躊躇せずコール。


看護師さんに支えてもらい、ガクガク膝折れしながらトイレに行き、無事終了。


恐るべし、眠剤❗



【入院6日目(12月8日)】

眠剤が効いて8時間の熟睡。


複視の状態は昨日と変わらず。上方視界の頑固な複視が気になるのみ。


しかしながら体が重い。歩いてもフラつく。


本当に眠剤による一時的な脱力増進なのか。


今日は一日中ベッドの住人と決め込む。




明日の評価日まで回復し、1週間での早期退院の(勝手に立てた)目標が遠退いた気がします。


また、今後のMG治療が進み、これも早期に症状が安定した段階で、


脳脊髄液減少症の治療も平行して受けられたらと淡い期待を抱いて入院しましたが、


現時点では妄想でしかないことを悟りました。


そもそもMG症状の安定化自体が難しく、脳脊髄液減少症との平行治療も困難と、


MG主治医は、以前から大学病院の神経眼科医の立てた治療方針には懐疑的なのですが・・・


治療が少しばかり進んだことで、ブログタイトルに込めた自戒の意味を忘れていました。


あせらず・のんびり行きます。





余談です。


美しくない内容のためご留意下さい。


7日の夜、看護師さんから下剤をいただき、今朝、一週間分の【大物】を放出しました。


Before  after で、2kgほどの体重減少。
(単なる脱糞効果)


実は、7月上旬の眼振・目眩事件以降、便秘に苦しんで来ました。


下剤としても重宝していたメスチノンの副作用も全く受け付けず、一週間に一回が当たり前。


野菜・繊維質を意識して食べ、納豆・乳酸菌などお腹に良いと言われているものも積極的に食べていますが一向に効果が出ません。 


また、子供の頃から牛乳を飲んだり、バナナを食べれば直ぐにお腹がゴロゴロしたのですが、それも無くなり万事休すの状態。


しかし下剤は避けたいところ。


今年の春以降に始まった、頻尿・残尿感にもうんざりしています。


単なる老化だと思いますが、頻尿と便秘がほぼ同時期のスタートなので、


何らかの原因で自律神経に変調をきたしのかもしれません。


今年新参者の症状、眼振、目眩、頻尿・残尿感、便秘には何か関連、共通項があるのでしょうか?


解決の糸口がほしいところです。


最後は締まりのない、汚い話題で大変失礼いしました。


では、皆様もどうぞご自愛ください。