昨日は、積丹半島(しゃこたんはんとう)、余市町への日帰りバスツアーに参加。
目的は、家内の好きなウニ丼を食べに行くこと。私の体調のせいで、めっきり活動範囲が狭くなったことへの罪滅ぼしの意味合い。
常時複視であり、また、薄暗いところがよく見えず、さらにドライアイによる角膜の傷と白内障の影響で光が拡散するため、
普段の運転は、フレネル膜を貼った眼鏡を掛けたとしても、昼間で短時間(短距離)であること、助手席にナビゲーターがいることとしています。
積丹半島(しゃこたんはんとう)の先端、神威岬(かむいみさき)までは自宅から100km以上あるため、今回、初めて観光バスを利用。
8月31日で積丹近辺のウニ漁が終わるため、生ウニを食べる今年最後のチャンスとばかり、
札幌駅北口のバス乗り場から、お爺ちゃん、お婆ちゃん、10名ほどの中国からの観光客に混じりバスに乗り込みました。
ツアーのルートは、以下の通り。
札幌駅(7:30発)
⇒ ニッカウイスキー余市蒸留所
⇒ 神威岬(かむいみさき)
⇒ 神威岬付近の食堂でウニ丼
⇒ 島武意海岸(しまむいかいがん)
⇒ 余市ワイン
⇒ 札幌駅(17:00着)
札幌駅から一部高速道路を使い、80分ほどでニッカウイスキー余市蒸留所に到着。
何度も来ていることもあり、私が疲れてはいけないと家内が気遣ってくれ、正門から入るも蒸留棟、リタハウスなどは素通り。
奥のニッカ会館で土産のウイスキーなどをあわただしく買い、試飲会場でしばしの休憩。
試飲のお酒は右から、シングルモルト余市、スーパーニッカ、アップルワイン。(家内も同じ試飲セットをチョイス。)
私は全くの下戸なのですが、せっかくなので余市蒸留所限定のシングルモルトをいただきました。(他は家内に手伝ってもらう。)
ロックで飲んでも喉の奥が一瞬ピリッとするだけで、肝心のウイスキーの味は全く判りません。
家内が美味しそうに試飲しており、今日の私はホスト役のつもりなので、それで良しとします。
昨日は美味しいものを食べ、家内に楽しんでもらうのが目的。私の味覚障害はたまたま無かったことになっています。(家内に内緒)
次はニッカウイスキーから80分走って積丹半島の先端、神威岬へ。
昨日はあいにくの曇り空で波も高かったため、残念ながら真っ青に輝く【積丹ブルー】ではありませんでした。
駐車場から岬の先端までアップダウンのある小道を30分ほど歩きます。
奥に灯台があり、そこがゴール。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20190825/17/1810wood2/b6/e1/j/o1080062414551010106.jpg?caw=800)
平坦な道だとある程度の距離は歩けますが、少しでも上り勾配があればアウトです。
はじめから厳しい戦いを予想しました。
80歳前後のお爺ちゃんに置いて行かれまいと、汗だくになりながら必死に食らいついて10分近く歩きましたが、結局、体力が続かず引き返すことに。
瞼がピクピクしてきたなと思うと呂律が回らなくなり、膝がガクガク、息がゼイゼイしたところでお爺ちゃんとお別れ。
30年ほど前、家内と付き合い始めた頃のデートで、岬の先端まで行った思い出があるのですが、今回行けずに残念でした。
家内にも申し訳ないことをしました。
またいつか行ければと思います。
次は本日のメインイベント、生ウニ丼。
生ウニは、板ウニと違いミョウバンなどの添加物にさらされておらず、苦味がなく甘みを強く感じるものなのですが、
舌にまとわりつくような生ウニ特有の食感は感じるものの、味覚障害のためせっかくの味は判りませんでした。
家内も回りの方々も『おいしい』『ハオチー(中国の方)』と、笑顔で食べていたので、たぶん美味しいのでしょう。
昼食後は、島武意海岸(しまむいかいがん)。
天気が良いときは、【積丹ブルー】を間近に見ることができる、渚百選にも選ばれた渚だそうです。
海岸まで降りられますが、降りる自信がなく、一瞬上から眺めただけでバスに戻り休憩。
その後は、余市ワインに寄り、17時頃札幌駅に到着。
下は昨日のお土産。モルトウイスキーとワイン。家内と次男の寝酒になる予定です。
これは味覚障害がないとき私もいただき、ウニの風味を楽しむつもりです。
ちなみに『なまらうまい棒』の『なまら』とは『とても』の北海道弁です。
お土産は、家内が両手に下げて帰る言い張っていましたが、大変そうなので、駅近くのデパートで家内の普段使いにもできそうなリュックを購入しました。
奇しくもリュックのブランドはポーター。
これも罪滅ぼしとばかり、ちょっと奮発。
リュックにお土産を詰め込み、無事帰宅しました。