綺麗な話題ではないため、ご興味のある方のみお読みください。
人間ドックで便潜血陽性と指摘されていたことから、今日、かねてから予定の大腸内視鏡検査を受ける。
昨日は、朝にトースト、昼・夜はうどんと、消化に良いものを食べ、お腹の中を整える。
昨夜9時に下剤を服用。
今回は、下剤の効果がてきめん。
午前3時頃から朝まで7回もトイレに起きる。寝不足だが、ここまで極めて順調。
お腹がスッキリした状態で予約の9時に病院へ入る。
緑内障などに影響のない薬剤を使用するとの、医師から看護師さんへの指示を聞きつつ、リクライニングシートへ案内される。ここから、2リットルの下剤を飲む修行が始まかと思うと、少々憂鬱な気持ち。制限時間は2時間。
180ミリリットル入るカップに下剤を入れ、10分ちょっとで飲む。下剤が無くなるまで10数回繰り返す。お腹の中がガブガブになりながらも、無事、時間内に下剤のノルマを達成。
安心する間もなく次は水を飲めとのこと。今度はお腹の中が綺麗になるまで。時間制限なし。順調に水を飲み続けるも、大方固形物を出しきった状態で病院へ来たので、肝心な物が出ない。
うまく出なければ下剤の追加となるので、お腹を擦ったり、立ったり座ったりしてお腹を刺激せよとの看護師さんの指令。下剤の追加はたまらないので、必死に指示された動作を行うが、筋力が落ちているので連続5回が限界。
どうにか4回目のトイレでお腹の中が綺麗になり、腸の動きを抑える薬の注射後、検査開始。
順調に内視鏡が大腸の奥に進む。モニターで内視鏡の動きを見ていると、医師が器用に操作しているのが解る。
腸と内視鏡が擦れるのか痛みを感じるが、さほどでもない。
途中、さかんに内視鏡を行ったり来たりする所があったが、一度小腸まで行った後、今度はゆっくり内視鏡を戻しつつ念入りな観察が始まる。
やはり、先ほどの場所で内視鏡が止まる。
「腺腫と思われるポリープがあるので取ります。」と医師。
せっかく下剤で苦労したので取ってもらうことにする。
切除後、また、内視鏡を戻していると今度は大腸の終わりあたりに小さなポリープを発見。
腺腫ではなく、まだ小さいので経過観察となる。
40分ほどの検査で無事終了。
止血剤の点滴後、診察室にて医師から説明。
5ミリほどと小さいが腺腫の可能性が高いので切除した。病理検査に出すので2週間後に結果を聞きに来てほしいとのこと。
医師からポリープの画像をいただき診察室を出る。
前回は形が歪で「もしや」と思われたが、結果は良性の肉芽性ポリープ。今回は腺腫のようだが綺麗な形で小さいため問題なさそうだ。
清算を終え帰宅の途につく。
前回の反省を踏まえ、駅に着いてからウィダーインゼリーでとポカリスエットで糖と水分を補給しJRに乗るが、ほどなくして顔の血の気が引いたと思うと、脂汗が全身から吹き出し、吐き気、頭痛が出てきた。
低血糖か？
座席にも座っていることができず、さらに耳が聞こえづらくなり、気も遠くなる。迷走神経反射で気絶する気配を感じ、慌てて優先席に移り横になる。周りの乗客の反応など見る余裕も無い。
必死に吐き気を我慢しつつ降車駅に到着。ポカリで糖分・水分を補給しながら、フラフラと帰宅。どうにかミッション終了。
血糖値が上がる前にJRに乗ったのが今回の敗因。前回の反省を踏まえたつもりが、詰めが甘かった。
持病のため筋力が落ちており、体力にも不安があったにもかかわらずお手軽な日帰り検査を選択したのは、明らかな判断ミス。次回は入院の上、検査をしてもらうと思います。
低血糖の症状が今日一番こたえました。
危なかった・・・