体症状の鑑別診断が進まないのは、重症筋無力症と脳脊髄液減少症が併発しているのに加え、胸椎骨折と先天性内反足の後遺症が影響していると以前のブログで書きました。
 
 
特に歩行障害が、脱力と胸椎骨折と内反足が影響し合って診断を難しくしているようです。
 
 
今回はご参考までに、先天性内反足についてお伝えしたいと思います。
 
 
先天性内反足とは、足首が内反・内転して産まれ、治療せずに放置すば足の甲で歩いたり、足の踵が地面に着かない尖足(せんそく)となる、およそ1000人に1人で発生する先天性疾患です。
 

全国で年間、およそ90万人の赤ちゃんが生まれますが、その内0.1%、900人の赤ちゃんが内反足で生まれるという計算です。


さほど患者数が多くないため、内反足の治療を専門としている整形外科医も多くありません。

 
私の場合、左足のみが内反足で、1歳頃までギプスで左足首を固定し、内反・内転の矯正とアキレス腱を伸ばす治療を行いましたが、若干の内反・内転と、足首に力が入りにくいなどの軽い障害が残りました。
 
 
昔のことなのでよく判りませんが、完治まで至っていなかったようで、10歳頃まで上手く歩いたり、走ったりすることができませんでした。
 
 
歩いていていると(走っていると)、いつの間にか左足の甲が右足のふくらはぎにぶつかり、よく転んでいました。


おかげで膝はいつも傷だらけでした。


医師からは障害者手帳の取得をすすめられたそうです。
 
 
子供の頃、歩き方に特徴があり、運動が苦手であったため、先天性内反足は私の中で大きなトラウマでした。
 
 
成長するに従い症状が目立たなくなったこともあり、私の中では忘れるようにしていました。

 
この頃、ちょっとした段差、小石で左足首がぐらつくため、否が応でも思い出させてくれます。
 
 
このまま脱力が進めば、装具のお世話になることも考えなければならず(以前、母指CM関節症の装具を調整する際、理学療法士から指摘されました)、MGと脳脊髄液減少症の本格的な治療開始を期待しています。