複視と味覚障害の原因を探るべく、平成28年の12月下旬、個人で開業している神経内科医院を受診した。

受診日は土曜日だったこともあり、院長先生が不在で、その代わりにB大学病院から派遣されていた神経内科医に診てもらった。

複視と味覚障害の状況を説明する。

医師との力比べでは左手の握力が弱く、綱渡りのように歩けば、左足が先天性内反足で生まれつき足首の力が弱いこともあり、若干、ぐらつく。これ以外、目立った筋力低下はない。

続いて複視の状況。
眼の動き見るなり医師の表情がかたくなる。
さかんに上を見ろ、横を見ろと、眼球の動きをチェックする。

問診が終わり、神経内科医から重症筋無力症の可能性が高いと伝えられる。血液検査を行い、2週間後に筋電図検査をするとのこと。

さらに、『眼の動きが明らかに異常であり、仮に重症筋無力症ではなくても、私が最後まで鑑別診断するので安心してほしい。』との医師からの説明あり。

有難い言葉ではあるが、緊迫感のある内容に困惑する。